アニメでカットされた「ジャンプ作品」の名場面たち 「カナヲの名シーンも見たかった」
人気マンガをアニメ化するにあたり、原作にあった名シーンが一部カットされてしまうケースは少なくありません。尺の都合などさまざまな事情があったにせよ、原作ファンにとっては大変残念な話です。今までどのようなシーンがカットされてきたのか、今回は「週刊少年ジャンプ」の作品を取り上げてご紹介します。
『NARUTO』最終回に大きな違いが発生?

大人気マンガがアニメ化される際に、原作の名シーンがアニメではカットされる……というケースは、「週刊少年ジャンプ」の人気作品においてもそう珍しい話ではないようです。
たとえば、岸本斉史先生の大人気マンガ『NARUTO-ナルト-』もそのひとつです。同作はライバルとの死闘や過去の因縁を乗り越えながら、主人公のうずまきナルトが木ノ葉隠れの里の長・火影(ほかげ)を目指す物語。原作のラストでは7代目火影となったナルトの姿が描かれているのですが、アニメの最終回(第720話)では、ナルトたちの結婚披露宴の様子で幕切れとなります。
このことについて、アニメ第1話~699話まで監督を務めていた伊達勇登さんも、ぴえろオフィシャルブログにて「NARUTOは火影を目指した物語だったので、できれば僕の手で7代目にしてあげたかったなぁ」とコメント。このことから、アニメ最終回の描写には何らかの事情があったのだと考えられますが、ネット上には「火影になる夢を叶えたナルトも見てみたかった」といった声が今もあがっています。
最近の大人気アニメ『鬼滅の刃』では、「栗花落カナヲがひっくり返るシーン」について多くの意見があがっています。焦点になっているのは、アニメ第26話「新たなる任務」で描かれた、竈門炭治郎とカナヲの会話シーンです。
原作では、カナヲが炭治郎から渡されたコインを握りしめた後、いきなり後ろから声をかけられたことに動揺してひっくり返ってしまいます。しかし、アニメではコインを握りしめる場面こそあるものの、転倒シーンは描かれることなくそのまま別の場面へ。感情がつかみにくいカナヲの数少ない動揺シーンとあって、カットされたことを残念に思うファンは少なくないようです。
他にも、『約束のネバーランド』で脱走した子供たちに対し、イザベラが『ただ普通に愛せたらよかった』と後悔を覗かせるシーンはカットしてほしくなかったという意見や、大人の事情があるとはいえ、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』で「『キャプテン翼やってるぜ』がカットされてたのは残念だった」といった声があがっていました。
(マグミクス編集部)