『鬼滅の刃』本編で描かれていない、蟲柱・胡蝶しのぶの小ネタ4選「音柱と揉めた」
『鬼滅の刃』の登場キャラクター、胡蝶しのぶは美しい外見、優しい振る舞いに反して「毒使い」「ちょっと天然」というギャップを持ちます。本編では描かれていない、しのぶについての小ネタを集めてご紹介します。
ちょっと天然、そして薬に詳しい理由は?

美しい外見と優しそうな振る舞いに反して毒舌、そして毒使いという蟲柱・胡蝶しのぶ。『鬼滅の刃』ファンの子供たちからも大人気で、たくさんのキャラクターグッズが発売されました。
そんなしのぶの、本編では描かれなかった一面について見ていきます。命名センスや他の柱たちとの関係など、本編では描かれていないエピソードをご紹介します。
※この記事では、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。
●命名センスが独特すぎる
しのぶのネーミングセンスはちょっとズレているようです。例えば、飼っている金魚の名前は「フグ」。「ふぐのように大きくまるまるとした金魚に育って欲しい」と思ってのネーミングだそうです。
フグは毒のある魚ですから、しのぶらしいかもしれません。が、「魚に別の魚の名前をつける」とは、しのぶが「天然」と言われる理由のひとつでしょう。
また、継子の栗花落カナヲが自分の名前を選んだときのエピソードからも、しのぶのネーミングセンスの風変わりさが分かります。もともとカナヲには名字がありませんでした。そのため、しのぶたちが名字の候補を出して、カナヲ本人が選んでいます。
「栗花落(つゆり)」の以外の候補としては、「胡蝶」や 「久世」、「神崎」などが挙げられました。
『鬼滅の刃 公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐』によると、他にしのぶが候補として出した名前は「スズメ」や「カマス」、「とびこ」といった鳥や魚の名前ばかり。
これには姉のカナエや神崎アオイもドン引き。カナエは名前を書いた紙を折り紙にし、アオイは「カマス」の紙を弾き飛ばしました。
カナヲの選択によっては「栗花落カナヲ」が「とびこカナヲ」になっていたかもしれません。
●水柱からはどう思われている?
「那田蜘蛛山編」で、鬼である禰豆子をかばう水柱・冨岡義勇としのぶは対立しました。その時、「そんなだからみんなに嫌われるんですよ」としのぶは義勇に言い放っています。
では、義勇はしのぶをどう思っているのでしょうか。『鬼滅の刃 公式ファンブック 鬼殺隊見聞録録・弐』では、柱から柱への印象が掲載されています。義勇からしのぶへの印象は、次のようなものでした。
「顔色が悪いことがある」
しのぶは姉の仇である上弦の鬼・童磨を倒すために、1年の間藤の花の毒を飲み続けています。そのため顔色が悪かったとも考えられます。近くにいたはずのカナヲがしのぶの顔色に気付いていないため、義勇の観察力の鋭さが分かります。
●音柱と揉めた!
「遊郭編」の冒頭で、音柱・宇髄天元はアオイたちを蝶屋敷からむりやり任務へ連れて行こうとしました。鬼殺隊隊員ではないなほは泣き出し、戦いを恐れるアオイも「放してください」と頼みますが天元は聞き入れません。
炭治郎たちが身代わりを申し出てその場は収まります。これは屋敷の主人・しのぶが留守のあいだの出来事でした。
天元としては、柱の自分の命令であるなら隊員が従うのは当然だと言います。とはいえ、しのぶは天元を許せなかったようです。
本編での描写はなかったものの、あとになってから天元としのぶは揉めたとのことです。しのぶにとって、アオイたちは大事な妹のような存在です。自分の知らないうちに、強引に連れて行こうとした天元をとがめたくなる気持ちはよく分かります。
●しのぶが薬に詳しい理由
身体か小さいしのぶは力がなく、鬼の頚が斬れないため、毒を使って戦います。その毒の知識はどこから得たのでしょうか。
実は、しのぶの両親は薬を調合していました。現在でいうと、薬剤師にあたります。その影響で、しのぶは子供の頃から庭の草木を集めて薬を作っていたそうです。
しのぶの薬についての知識は、戦国時代から鬼の研究を続けてきた珠世と協力できるほどです。その知識は両親譲りだったのですね。
※本文を一部修正しました(3月20日14時24分)
(マグミクス編集部)