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「修行編はつまらない…」←ファンの定説をくつがえした「ジャンプ名作マンガ3選」

バトルマンガにつきものの「修業編」ですが、なぜか「週刊少年ジャンプ」では伝統的に読者のウケが悪いとされてきました。とはいえ『ドラゴンボール』の「精神と時の部屋」しかり、ヒットしたマンガは「修業編」の描き方にもさまざまな工夫が見られます。そこで今回は、人気作の「修業編」を比較しましょう。

新たなストーリーの広がりを予感させる魅力も

ナルトの代名詞となる「螺旋丸」はここから始まった!『NARUTO -ナルト-』第18巻(著:岸本斉史/集英社)
ナルトの代名詞となる「螺旋丸」はここから始まった!『NARUTO -ナルト-』第18巻(著:岸本斉史/集英社)

 大ヒットを記録したバトルマンガは、「修業編」にも細かいこだわりが見られます。「週刊少年ジャンプ」の有名作品では、いったい体どんな「修業編」が描かれているのでしょうか。

●口寄せ、螺旋丸… 『NARUTO -ナルト-』の修業編は新術習得!

 まず『NARUTO -ナルト-』の「修業編」といえば、主人公・ナルトが口寄せや螺旋丸、風遁螺旋丸を習得した時のことを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。口寄せの修業をした際は九尾チャクラの利用方法を覚え、風遁螺旋丸を開発した際は「チャクラの性質」という新要素が明らかになりました。
一見すると、王道の「修業編」だったように思えますが、同作は読者を飽きさせないよう、同時進行で物語を展開させています。例えば螺旋丸の修業編では、伝説の三忍集結に向かって物語が進んでいき、仙人モードの修業編ではペインによる木の葉の里襲撃が並行して描かれていました。

 時に、修業編は作品の引き延ばしをしているように見えてしまいますが、『NARUTO』のように別軸で物語を進めていけば、テンポ感が損なわれずワクワクが加速していきます。

●発想力の勝利! 斬新な修業で読者を引き込んだ『HUNTER×HUNTER』

斬新すぎる修業エピソードが描かれた『HUNTER×HUNTER』第16巻(著:冨樫義博/集英社)
斬新すぎる修業エピソードが描かれた『HUNTER×HUNTER』第16巻(著:冨樫義博/集英社)

『HUNTER×HUNTER』は、特に「修業編」が好きという人も多いはず。天空闘技場での念能力習得、「グリードアイランド編」での必殺技習得、「キメラアント編」でのナックル、シュートとの闘い……。単純な修業のはずなのに、なぜかワクワクする要素があちこちに散りばめられていましたね。

 なかでも「グリードアイランド編」は、ゴン、キルアの修業が実にエレガントに進められていきました。ジンが仲間たちとともに作ったというハンター専用ゲーム・グリードアイランド。このゲームは順当に進めていくとそれだけで修業になり、ゴンたちはゲームを攻略していくたび強くなれたのです。新たに師事したビスケの修業もイメージしやすく楽しいもので、ゴン、キルアが強くなっていく過程がひたすらにワクワクするものでした。

【画像】新たな物語の幕開けを予感させる「修業編」のエピソードたち!(5枚)

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