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『BLEACH』の難読だけどカッコいい「卍解」たち 全部読めたらガチファン?

声に出したいけどそもそも読めない!?

●声に出して読みたくなる「卍解」

 元八番隊隊長にして、現護廷十三隊総隊長・京楽春水の「卍解」は「花天狂骨枯松心中(かてんきょうこつからまつしんじゅう)」。元々の「花天狂骨」からオシャレ度がさらにアップし、まるで壮大な劇の演目を思わせるような名前に。静かに呟くように声に出してみると、その迫力が際立つこと間違いなし!

 七番隊隊長・狛村左陣は作中であまり良いところが見られなかったと言われますが、彼の放つ「黒縄天譴明王(こくじょうてんげんみょうおう)」は声に出して読みたくなる「卍解」のひとつ。発動とともに巨大な鎧武者が現れる演出と同じく、名前のインパクトも絶大です。

 東仙要の「清虫終式・閻魔蟋蟀(すずむしついしき・えんまこおろぎ)」は、虫の名前が用いられているとは思えないほどの凛とした魅力。「鈴虫」を「清虫」と置き換えるところにもセンスが光っています。

●初見では読めない「卍解」

 字面はクールでありながら、初見だとなかなか読めない漢字が使われている「卍解」も。たとえば、朽木ルキアの「白霞罸」が代表的でしょう。これで「はっかのとがめ」と読みます。

 他にも、十二番隊隊長及び技術開発局二代目局長・涅マユリの「卍解」である「金色疋殺地蔵(こんじきあしそぎじぞう)」の「疋殺」は、初見で読むのはなかなかに困難。ちなみに、「疋」は「足」の象形文字なのだそう。

 また、小説『BLEACH Can’t Fear Your Own World』で明らかになった九番隊副隊長・檜佐木修兵の「卍解」もかなり難読。「始解」は「風死(かぜしに)」ですが、「卍解」では一転して「風死絞縄(ふしのこうじょう)」と読むように。「かぜしにしめなわ」ではありません。

 なお「千年血戦篇」からは、「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」のように、敵勢力についても漢字とルビの両方がないと読めないワードが頻出するようになります。アニメ版では、どのような演出によって表現されるのか期待しましょう。

(ハララ書房)

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