【漫画】夜行バスで知り合ったおばあちゃんと二人旅 道中が楽しすぎる!
大塚みちこさんが東京から大阪・難波行きの夜行バスに乗っていると、杖をついたおばあちゃんが乗ってきました。おばあちゃんはひとりで難波に遊びに行くとのこと。大塚さんは心配になり、一緒に難波に行くことに! ふたりの「なんば旅」が楽しそうでほっこりします。
知り合ったばかりのふたりが「なんば旅」で盛り上がる!

大塚みちこさん(@mt_mitty)が東京から大阪・難波行きの夜行バスに乗っていると、杖をついたおばあちゃんが乗ってきました。夜行バスが初めてらしいおばあちゃんに話しかけると、ひとりで難波に遊びに行くとのこと。京都に帰る予定だった大塚さんですが、心配になり一緒に難波に行くことに!
大塚みちこさんのエッセイマンガ『夜行バスで出会ったしらんばあちゃんとなんばに遊びに行った話』がTwitterで公開されました。本作は3年前の2019年に公開された作品の再掲。人に優しい大塚さんと、かわいらしいおばあちゃん。世代を超えて意気投合したふたりの「なんば旅」がとても楽しそうに描かれており、人との関わりがあまり持てない今、気持ちを明るくさせてくれます。
読者からは「素敵な旅」「ほっこりする」「大塚さんの優しさとおばあちゃんのかわいさで大好きなお話」「私もこういう人でありたい」「知らない人といきなり旅をする行動力すごい」などの声が寄せられており、2019年当時の投稿には4万リツイート、14万いいねを超える大きな反響がありました。Twitterで公開されているのは途中までで、続きは大塚みちこさんのBOOTHにて予約受付中の同名書籍で読むことができます。
作者の大塚みちこさんに、お話を聞きました。
ーー『夜行バスで出会ったしらんばあちゃんとなんばに遊びに行った話』は3年前に描かれた作品とのことですが、当時マンガに描こうと思ったきっかけはありましたか?
日頃から何か感じたら何でも描いて残すようにしてました。何気ないことですが、小さなことでもほっこりすることって自分の周りにたくさんあって、でもそういうのって案外流れてしまいやすいので、ささいなことほど描きとめておきたいなと普段から感じていました。
今回のおばあちゃんとの出会いもとても楽しくてワクワクした1日だったので、日記として描き残しました。
ーーマンガを通して、おばあちゃんとの旅がとても楽しそうで、おふたりも面白く、意気投合している様子が伝わってきます。振り返ってみての感想を教えて下さい。
私は困ってる人がいると「どうしたん大丈夫?」って声をかけちゃうので、それをきっかけに気が合えば誰とでも遊べるんだなって思いました。お互い名前も知らず「ばあちゃん」「おねえちゃん」で1日一緒に旅してて本当に楽しかったです。

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
優しくて温かいコメントがたくさんあって、なかでも「自分の親がどこかでこんな風に接してもらえてたらって思うだけで本当にうれしい気持ちになる」「自分のことじゃないのに、なんかありがとうってなる」という声には、何だか私もほっこりしました。
本当は人ともっと関わりたいのに、近年は人との関わりに少しちゅうちょしてしまうところがあって、何だかさみしいなあと思うことは私にもありましたが、私の日記を読んで温かいコメントを寄せてくれる人たちがいることを知って、そっか~、ちょっと見えにくくなってただけで、優しくてあったかい人たちはこんなにたくさんいたんだなぁ~って思えて、私の方こそうれしかったですし、何だかちょっぴり安心したような気持ちになりました。
ーーその後、おばあちゃんとは連絡をとっていますか?
旅のあともばあちゃんとは連絡とってます。時々「おねーちゃん元気~??」って電話がかかってきます。2021年の11月にも久しぶりにランチに行きました。なんば旅の後日談やランチの日記もまたどこかで公開しますので、よかったら見に来てください(笑)。
ー-なんば旅の続きが収録されている書籍『夜行バスで出会ったしらんばあちゃんとなんばに遊びに行った話』がBOOTHにて予約受付中です。見どころなどをご紹介いただけますか?
ばあちゃんのズバズバツッコむ感じとか、とっぴなことするのにちゃんと優しいところや、何気なく気遣ってくれる心に触れて、次はどこに行こうか! って気持ちにどんどんなっていったので、一緒に出かけてるような感覚で読んでもらえたら楽しいかな~! と思います。
ーー今後の創作活動のご予定について教えて下さい。
実は本にしたい作品がたくさんありまして、どれから作ろうか~! と思いながら順次進めているところです。うちのおばあワンも一度本にしたのですが、1冊では収まりきらなかったので第2弾を作る予定にしています。あくまで予定ですが(笑)。
連載している作品や、家族旅行、創作マンガや新作マンガなどなど……そのうち本にしていけたらいいなぁと思ってますので、応援してもらえたらとてもうれしいです。
●大塚みちこさん 前回の記事
(マグミクス編集部)