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有名な既存曲をエンディング、劇中に上手く使ったアニメ5選 時代背景も表す名曲たち

アニメ作品では、有名な既存曲をテーマソングやキャラクターソングとして起用していることがあります。エンディングテーマや挿入歌で使われているのを、耳にしたこともあるのではないでしょうか。この記事では、効果的に既存曲を使用したアニメを5作品ご紹介します。

作品とマッチした楽曲の数々

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のエンディングテーマ「secret base〜君がくれたもの〜12 years after special package」ジャケットイラスト (C) ANOHANA PROJECT
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のエンディングテーマ「secret base〜君がくれたもの〜12 years after special package」ジャケットイラスト (C) ANOHANA PROJECT

 アニメ作品では、誰もが知っている名曲やどこかで耳にした有名曲を、テーマソングやキャラクターソングとして起用していることがあります。「この曲聴いたことある!」「あの曲もそうだったんだ!」という場面もあるのではないでしょうか。この記事では、効果的に既存曲を使用したアニメを5作品紹介します。

●『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の「secret base〜君がくれたもの〜(10 years after Ver.)」

「secret base〜君がくれたもの〜(10 years after Ver.)」を使用した『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』ビジュアル (C)ANOHANA PROJECT
「secret base〜君がくれたもの〜(10 years after Ver.)」を使用した『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』ビジュアル (C)ANOHANA PROJECT

 テレビアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のエンディングテーマに使用されたのは、「secret base〜君がくれたもの〜(10 years after Ver.)」。2001年にヒットしたガールズバンド・ZONEの楽曲のカバーでした。作中に登場する「超平和バスターズ」の女子メンバーを演じた茅野愛衣さん、戸松遥さん、早見沙織さんが歌っています。アニメが放送された2011年は、曲中に出てくる「10年後」と一致していたことでも話題になりました。

「秘密基地」というキーワードの共通性から選ばれたこの曲は、幼馴染たちの切なくも温かい関係を描いた物語と一致していて、歌い出しの「君と夏の終わり 将来の夢 大きな希望忘れない」というフレーズからグッと引き込まれます。エンディングで流れるたびに、思わず涙を誘われた人も多いのではないでしょうか。

●『新世紀エヴァンゲリオン』の「FLY ME TO THE MOON」

「FLY ME TO THE MOON」を使用した『新世紀エヴァンゲリオン』ビジュアル (C)1995 テレビ東京/NAS
「FLY ME TO THE MOON」を使用した『新世紀エヴァンゲリオン』ビジュアル (C)1995 テレビ東京/NAS

 既存曲を使ったアニメ作品と聞いて真っ先に思い出す人も多いと思われるのが、『新世紀エヴァンゲリオン』ではないでしょうか。テレビシリーズのエンディングテーマとなったジャズナンバーの名曲「FLY ME TO THE MOON」は、庵野秀明監督のお気に入りの曲だそうです。企画段階から「月」がキーワードに上がっていたという『エヴァ』にぴったりで、月光を浴びながら水中で回転する綾波レイの映像とともに印象深いものになっていました。

 シリーズのなかで複数のパターンが存在しており、綾波レイ役の林原めぐみさんや、オープニングテーマ「残酷な天使のテーゼ」を担当している高橋洋子が歌うバージョンがあることも、根強い人気を誇る理由のひとつでしょう。劇中では、バッハの無伴奏チェロ組曲第1番などのクラシック音楽が使われていることも特徴的で、特にベートーヴェンの交響曲第9番「歓喜の歌」は、碇シンジが聴いていたり、渚カヲルが鼻歌していたりと小出しにしながら、第24話のここぞという場面で流れ、圧倒されました。

他にも名作ぞろい!有名な既存曲をエンディング、劇中に上手く使ったアニメ(9枚)

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