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『キングダム』のかませ犬になった個性豊かな武将3選 髪型の割にあっさり負けた哀しき男も

独特すぎる髪形が忘れられない!大国・楚の将軍!

●常軌を逸した髪形 大国楚の将軍・臨武君

 秦を滅ぼすために結成された他国連合・合従軍に、汗明(かんめい)率いる楚軍の将軍として参戦した臨武君(りんぶくん)。彼の最大の特徴は「髪形」です。毛髪のない頭頂部、角のようにピンと立った横髪、首筋まで伸びた後ろ髪という髪形は、秦軍の武将から「常軌を逸した髪形」と言われるほど独創的です。

 臨武君の武力は突出しており、秦に侵入した際には足止めに来た騰(とう)軍の第五軍長を一撃で葬っています。そして、楚軍の第一陣を務めた函谷関攻防戦では、騰軍の第一軍長を圧倒し大将の騰を引っ張り出しました。

 騰との戦いのなかで力の差を感じた臨武君は、苦し紛れに「時代が同じなら王騎を打っていた」と叫びます。しかし、王騎の元副官である騰から、冷静に「お前にそんな器はない」と言われ、討ち取られました。

 臨武君は、渉孟や劇辛ほどあっさりとは負けてはいません。しかし、相手を侮らず、淡々と勝負を決めた騰との器の大きさの違いが強調された戦いでした。

 すぐに退場してしまったとしても、見た目や負け方が特徴的なキャラクターは印象に残ります。今後も『キングダム』を物語を盛り上げてくれる、個性的な「かませ犬」の登場に期待します。

(SU_BU)

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