スマブラでしか知らない? 可哀想なゲームキャラ3選 ファルコンパンチも原作には無し
古今東西有名ゲームの主役級キャラクターが一挙集結する『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』。しかしそのなかには、もしかしたら元作品が知られてないファイターもいるようです。そんな、ちょっとかわいそうなファイターたちとその事情についてお話します。
「どこから来たの?」と思われているかもしれないファイターたち

『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズといえば、古今東西様々な有名ゲームの主役級キャラクターが参戦。最新作の『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』では89体ものキャラクターで遊ぶことができます。
『スマブラ』に参戦することは、今や大変な名誉であり、大人気の有名ゲームキャラクターだと認められた証(あかし)ともいえるかもしれません。しかしそんななかに、さまざまな事情で、「このキャラ、何のゲームに出ているの?」と思われがちなキャラクターも混ざっています。そこで今回は、スマブラ参戦ファイターのなかで、何のゲーム出身か知られていないこともちょくちょくあるファイターたちを紹介します。
●おなじみの必殺技、でも原作にはない?
『スマブラ』では、第1作からすべての作品に参戦しているキャプテン・ファルコン。もはや子どもたちにとっては『スマブラ』のキャラクターという認識かもしれません。
ファルコンパンチとファルコンキックで暴れまわりますが、なぜか最後の切り札では乗り物に乗ってファイターを吹き飛ばしていきます。しかし、この乗り物にのって敵にぶつかる姿こそ、唯一の原作再現シーンです。そう、そもそもこの人は「レーサー」であって、まるでアクションゲームの必殺技のようなファルコンパンチやファルコンキックも原作にはありません。
初登場作品はスーパーファミコン専用タイトルとして発売された『F-ZERO』。未来の世界を舞台にしたレースゲームです。圧倒的なスピード感と、マシンにエネルギーメーター、分かりやすくいうと体力が設定されているのが特徴で、ライバルのマシンに体当たりすることでエネルギーを減らし、最終的にはクラッシュによるレースからの脱落が狙えました。
『スマブラ』における最後の切り札で敵ファイターに高速でぶつかっていく姿は、相手がマシンに乗っていないことをのぞけば、原作通りといえるでしょう。「F-ZERO」シリーズは2004年に発売された『F-ZERO CLIMAX』を最後に続編が発売されず、レーサーとしての姿を知らない人も多いかもしれません。