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『ギャグマンガ日和』の、笑えるけど怖~い回5選 延々と追いかけてくる王子様…

正体不明のキングダムキッドが不気味すぎ

●『ギャグマンガ日和』第265幕「キングダムキッド」

 闇怪人ゲノムに捕らえられた八重山多恵子。ゲノムは宿敵であるヒーロー・キングダムキッドが多恵子のよく知る人物であるため、おとりとして彼女を捕まえたのです。ただ、「よく知る人物」と言われても多恵子は誰のことか全くわからず、ゲノムはしびれを切らしてキングダムキッドの正体は彼女の恋人だと明かします。しかし、多恵子はこれまで恋人がいたことなどなく、ゲノムもキングダムキッド本人から多恵子が自分の恋人だと聞かされていただけでした。

 勝手に恋人ということにされていた多恵子は、キングダムキッドを不気味がります。おまけに多恵子の趣味や子供時代も知っていることや、いつも後ろから彼女を見ていること、勝手に両親にあいさつに行っている設定にされていることを知り、多恵子はキングダムキッドが来る前に解放するようゲノムに要求します。

 しかし、その前にキングダムキッドが到着してしまい、ゲノムは敗北。キングダムキッドはあっという間に変身が解けてしまうため、すぐにその場から立ち去りますが、多恵子は一瞬彼の素顔を見て、その正体が幼いころに家に遊びに来た父の会社の先輩・安岡であることに気づきました。

 なぜ安岡さんがそんなことをしていたのかもわからないまま話は終了し、その後の多恵子の運命が気になります。狂気的な行動を取る中年も『ギャグマンガ日和』ではよく描かれますが、安岡さんの謎ストーキング行動は特に怖いです。

●『ギャグマンガ日和GB』第15幕「ガラスのくつ」

 夜12時が過ぎて魔法が解けてしまいそうなシンデレラは急いで城から飛び出しますが、王子は彼女が落としたガラスのくつを持って猛スピードで追いかけてきました。逃げ切ったと思っても、王子は異常に筋肉が発達した足で木から木へ飛び移って「このガラスのくつをはいてみてください」と話しかけてくるのです。

 シンデレラを変身させてくれた魔法使いも全力の魔法で王子を止めますが、彼はお構いなしで次々と物理で魔法を打破。相手を4~5時間仮死状態にされる毒矢を食らっても、這いずりながら追いかけてきます。そして、家に帰ったシンデレラが屋根裏で怯えていると、「こおガラスのくつをはいへみへくらはい」と、腕力だけで壁をよじ登ってくる王子の姿が……。

 おとぎ話パロディはギャグマンガでよくあるエピソードですが、まさかのコワ面白回になるとは、増田先生のセンス恐るべしです。途中でシンデレラがほら穴に隠れた時に、王子が反対向きにのぞき込んでくる場面も怖すぎます。

●『ギャグマンガ日和GB』第85幕「ニューワイルドパッド」

 従来の8倍の電圧でインナーマッスルを刺激する新商品「ニューワイルドパッド」を紹介する通販番組。元ラグビー日本代表の橋本さんはかつての腹筋を取り戻すために、「ニューワイルドパッド」を1か月試します。そして1か月後、装着中の地獄の痛みも乗り越え、見事現役時の腹筋を取り戻したかに見えた橋本さんでしたが……。

 割れた腹筋の下にはなぜか歯が……というか、新しい口ができていました。その口は「に…く…お…肉…」としゃべり、生の鴨肉を好むだけでなく、別の腹筋の割れ目には眼球もできています。そして番組には、2か月以上「ニューワイルドパッド」を使用している人びとも登場。2か月使用ユーザーの腹筋は持ち主と普通に会話し、3か月ユーザーは腹筋が割れすぎて腹部からごっそりはずれ、4か月ユーザーの腹筋は独立した上に手足も生えて鼻もでき、別の生物になっていました。

 謎の商品とそれを使用したユーザーの悲惨な末路を紹介するのも『ギャグマンガ日和』の定番ですが、この回は特にどうかしています。シックスパックの上に顔ができた腹筋生物のビジュアルの強烈さもさることながら、インタビューを受けている人びとがみんなうっすらハゲて諦めたような顔をしているのも印象的な回でした。

(マグミクス編集部)

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