キャラの描き分けがすごいジャンプ作品4選 顔のパーツのバリエーションが豊富すぎる
マンガを読んでいて、誰が誰だかわからなくなってしまった……なんて経験はありませんか? 顔の描き分けや特徴的なキャラクターデザインさえあれば、そんな悩みとは無縁です。今回は「週刊少年ジャンプ」のなかでも、特に画力が特出し、キャラクターの描き分けがすごい作品をご紹介していきます。
瞳だけでキャラの違いが分かる?

「週刊少年ジャンプ」のマンガは長期連載作品が多く、必然的にキャラクターもどんどん増えていきがちです。今回は、多数キャラが出てきても混乱しない、顔のパーツや髪形、服装などのデザイン含め、キャラの描き分けが素晴らしいジャンプ作品を振り返ります。
●キャラのバリエーションもギネス級?『ONE PIECE』
1997年から連載されている『ONE PIECE』(著:尾田栄一郎)。世界中で愛され、発行部数も世界累計4億9000万部を突破しており、「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」としてギネス認定もされた「週刊少年ジャンプ」を代表する超大人気作品です。
その人気の要因には緻密なストーリーの秀逸さはもちろん、誰が見てもわかりやすいキャラクターデザインがあるといえるでしょう。服装や髪形、装備、体型などシルエットだけでも判別できるほど描き分けがされているうえに、顔のパーツもひとりひとり細かく違っています。ここまで長大なストーリーでも混乱しないのは、この尾田先生の「描き分け力」も大きいでしょう。キャラの表情も、シリアスからギャグまで多彩で楽しめます。
●目がひとりひとり違う?服装も多彩な『鬼滅の刃』
マンガもアニメも大ヒットし、映画が日本の興行収入記録を塗り替えた『鬼滅の刃』。同作にも鬼殺隊隊士たちから、敵の鬼まで多彩なキャラが登場します。
作者の吾峠呼世晴先生のキャラクターデザインでまず特徴的なのは、キャラクターの瞳です。どのキャラクターも瞳だけで判別できるほどに細かく描き分けられており、まるで版画が動いているような個性的な絵柄に目を引かれます。ベタを使わずに細かい線で表現しているので、じっくりと眺めたくなる作画です。
さらに、主人公や仲間たちの羽織の柄や髪飾りなどにも細かな特徴があり、それぞれ多数のグッズが作られるほどにキャラクターをイメージさせるデザインをしています。