マンガキャラを演じた俳優の肉体改造3選 『金カム』杉元役もビルドアップ必須?
伊勢谷友介が力石の狂気の減量を再現

●『あしたのジョー』(2011)伊勢谷友介が驚異の減量で、原作の力石を再現
原作:高森朝雄先生、作画:ちばてつや先生による名作マンガの『あしたのジョー』の2度目の実写版で、ジョーの宿敵・力石徹を演じた伊勢谷友介さん。彼はジョーとのリングでの再戦を誓い、ウェルター級からバンタム級に転向する(原作より期間短め)力石を演じるために、凄まじい減量を行いました。もともと179センチで67kgと細めだった伊勢谷さんは、ボクシングのトレーニングと並行して体重を57kg、そして体脂肪率15%を「3%」近くまで絞っています。「計量」の場面では、腹筋の部分がえぐれているかのように見える、必要最低限の筋肉を残したガリガリぶりを見せました。
また、因縁の試合の後半で顔面にパンチが入る場面では、実際に自分の顔を打たせてそれをスーパースローで撮影しています(しかも2度)。伊勢谷さんがこれ以上ないくらい体を張り、「こんな状態でボクシングなんかしたら死ぬ」と思わせられる肉体の説得力を出せたことで、作品のクオリティも高めていました。
(マグミクス編集部)