簡単操作で爽快感も! スマホゲーム『エヌ・イノセンス』開発者が込めた「格ゲー愛」
アソビモによるスマホ用格闘アクションRPG『N-INNOCENCE-(エヌ・イノセンス)』が2022年4月20日(水)より配信されています。さまざまな神話に独自解釈を加えたストーリーやキャラクター、格闘ゲームのようなコンボを手軽な操作で繰り出せるアクションの魅力を、ディレクターの渡部輝亮さんとチーフプランナーの佐々木健嗣さんに伺いました。
神話をもとにした物語に、「高次元」格闘アクションが融合
2022年4月20日(水)にアソビモがスマートフォン向けに配信開始した格闘アクションRPG『N-INNOCENCE-(エヌ・イノセンス)』は、神話に独自の解釈を加えて生み出されたさまざまな世界をめぐるロードムービー風のストーリーや、画面をタップするだけで華麗な連続攻撃を繰り出せるシンプルな操作体系によるアクションが大きな魅力です。そんな本作に込められた思いを、ディレクターの渡部輝亮さんとチーフプランナーの佐々木健嗣さんに聞きました。
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――まずは簡単に自己紹介をお願いします。
渡部輝亮さん(以下、渡部) 開発現場のディレクションを担当しています。現場でできあがったものすべてに目を通したり、「こういった要素がほしい」といった要望を出したりと、さまざまな形で取りまとめを行っています。
佐々木健嗣さん(以下、佐々木) 本作では、バトルシステムやキャラクター設定を主に担当しています。
――『N-INNOCENCE-(エヌ・イノセンス)』というタイトルには、どのような意味が込められているのでしょうか。
渡部 ちょっと不思議なタイトルだなと感じられる方もおられるかもしれませんが、その意味はストーリーで徐々に明らかになっていきますので、気になった方はぜひプレイしてみていただければと思います。
――主人公の特殊な力に希望を見出す旅の仲間・ニアなのか、主人公の命を狙うネイなのか、ほかの意味なのか…いろいろ考えられますね。
佐々木 頭文字が「N」になるような単語を見たら、ぜひタイトルの意味も想像してみてほしいですね。
――これまで、アソビモはMMORPGを中心に手掛けてきましたが、今作は初の格闘アクションRPGとしてリリースされました。どのような経緯で企画されたのでしょうか。
渡部 社としてMMORPG以外の軸となるジャンルも手がけていこう……というところからスタートし、「『“超美麗”アニメ』ビジュアル×『“全“神話』クロスオーバー×『“高次元”格闘』アクション」というコンセプトを最初に固めました。
――メインクエスト(以下、ストーリー)は、章ごとに実在の神話がモチーフになっています。
渡部 神話を題材にする手法は決して珍しいものではありませんので、「神話とSFが融合した世界観」をベースに、どのように解釈して魅力的に見せるか、というところに気を遣いました。
佐々木 ストーリー第1章のモチーフは北欧神話ですが、物語の中心となるジークフリートをルックスとモーションの両面でいかに主人公然として見せるか、苦心しました。