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マンガ界の一途すぎる男たち3選 「生きにくいだろうなぁ」「怖い」

マンガ界には、一途な姿が美しい登場人物が数多く存在します。なかには、その信念に感動しつつも、あまりの思いの強さに「この人、生きにくいだろうなぁ」と心配してしまうキャラまでも。今回はそんな一途すぎる男たちをご紹介します。

主人公だけど、実は怖いことを言っている炭治郎

炭治郎と禰豆子の絆が感じられる『鬼滅の刃』第1巻(著:吾峠呼世晴/集英社)
炭治郎と禰豆子の絆が感じられる『鬼滅の刃』第1巻(著:吾峠呼世晴/集英社)

 強い信念で何事にも一途に突き進む人の生き様は美しいものです。マンガのなかにも、それぞれの道を突き進む美しくカッコいいヒーローたちが多く存在しますが、なかには、あまりに一途すぎてついつい「この人、生きにくいだろなぁ」と思ってしまうヒーローたちも。

 今回は一途さゆえに応援したくなり、同時に心配にもなってしまう「一途すぎる男たち」をご紹介しましょう。

●「家族愛」に一途すぎる『鬼滅の刃』竈門炭治郎

 家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った妹・禰豆子が鬼となってしまった『鬼滅の刃』の竈門炭治郎。鬼せん滅のために鬼殺隊の一員として厳しすぎるほど厳しい鍛錬を積むのですが、炭治郎の最大の目的は禰豆子を人間に戻すことです。家族愛こそが炭治郎の芯を貫くものなのです。

 家族愛の前には、鬼殺隊の絶対的存在である柱たちにもひるむことはありません。たとえば、妹とはいえ鬼を連れているということで柱合裁判にかけられたときのこと。炭治郎と柱たちの初顔合わせとなった場面です。柱たちは禰豆子を殺すことで意見が一致し、風柱の不死川が禰豆子の入った箱を刀で突き刺すと……炭治郎は叫ぶのです。「俺の妹を傷つける奴は 柱だろうが何だろうが許さない!!」「善良な鬼と悪い鬼の区別つかないなら 柱なんてやめてしまえ!!」と。

 妹への想いにあふれた実にいい場面なのですが、よくよく考えてみると、組織の人間としては冷や汗が出るどころではありません。柱とは会社でいえば専務や常務といった取締役クラスのお歴々。そんな方たちが居並ぶ最高経営会議で入社2年目あたりのペーペーが「取締役だろうがなんだろうが許さない!」「取締役なんてやめてしまえ!」と言っているようなものなのです。……一途って、こわい。

 炭治郎の禰豆子への愛は溺愛と呼んでもいいかもしれません。禰豆子が、珠世に心酔する愈史郎から「醜女」よばわりされた際には、「醜女のはずないだろう!! よく見てみろこの顔立ちを」「醜女は違うだろ絶対」「もう少し明るいところで見てくれ あっちの方で」と決して引き下がらないどころか、最後は懇願してまで美しいと言わせようとするしつこさです。たしかに禰豆子はかわいいけれど、炭治郎に謙虚の二文字はないのでしょうか!?

 炭治郎の家族愛は、無限列車のなかでも爆発します。十二鬼月のひとり魘夢に、家族に口汚くののしられる悪夢を見せられるのですが、炭治郎はそれを振り払い叫びます。「言うはずが無いだろうそんなことを 俺の家族が!!」「俺の家族を 侮辱するなアアアァアアア!!」。家族への絶対的な愛と信頼があればこそのこのセリフ、果たして私たちは迷いなく言えるでしょうか。

【画像】命が心配になる…一途がすぎる男たち(5枚)

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