マグミクス | manga * anime * game

劇場アニメ『パトレイバー』が3週連続放映 「東京が戦場化」をリアルに感じる演出

ロボットアニメとしてのリアルさを追求した『機動警察パトレイバー』は、マンガ、オリジナルビデオアニメ、TVアニメシリーズが制作され、それぞれ熱烈なファンを生み出しました。BS12では劇場アニメ第1作から第3作までを、3週連続で放映します。泉野明、篠原遊馬ら「特車二課」は、かつてない事態に遭遇することになります。

BS12で劇場アニメ版3本を連続放映

『機動警察パトレイバー  the Movie』4DX版キービジュアル
『機動警察パトレイバー the Movie』4DX版キービジュアル

 もしも、日本の首都・東京でいきなり戦争が始まったら……? 現実には絶対に起きてほしくない事態を、アニメ表現を駆使してリアルにシミュレートしたのが、劇場アニメ「機動警察パトレイバー」シリーズです。

 劇場版第1作『機動警察パトレイバー the Movie』(1989年)は好評を博し、押井守監督の名前を一躍有名にしました。押井監督が続投した第2作『機動警察パトレイバー2 the Movie』(1993年)は、シリーズ最高傑作と評価されています。さらに漫画家とり・みき氏を脚本に迎えた第3作『WXIII 機動警察パトレイバー』(2002年)も制作されています。

 2022年5月1日(日)からBS12では、夜7時の「日曜アニメ劇場」の枠で、3週連続で劇場アニメ「機動警察パトレイバー」を放送します。実写映画『踊る大捜査線 THE MOVIE』(1998年)や韓国映画『グエムル 漢江の怪物』(2006年)などにも影響を与えた3作品の見どころを振り返ります。

姿の見えないサイバーテロとの戦いを描く第1作

「レイバー」と呼ばれる歩行式作業ロボットが普及した近未来の東京が、『機動警察パトレイバー』の舞台となっています。レイバーがらみの事件や事故が多発し、警視庁は「特車二課」を新設。パトレイバーを操縦する泉野明(CV:冨永みーな)、相棒の篠原遊馬(CV:古川登志夫)は、マンガ、オリジナルビデオアニメ、TVアニメシリーズで難事件の数々に向き合ってきました。

 5月1日(日)に放映される『機動警察パトレイバー the Movie』では、現実味のあるサイバーテロが東京を襲うことになります。サイバーテロを仕組んだ犯人は、天才プログラマーの帆場暎一です。しかし、物語の冒頭、帆場は「バビロン計画」と名付けられた東京湾埋め立ての工事現場で投身自殺してしまいます。犯人がいきなり死んでしまうという、予想外の幕開けです。

 工事現場で稼働するレイバーが暴走する事故が次々と起きます。すべてのレイバーに内蔵されているOSに、暴走するプログラムを帆場は仕組んでいたのです。なぜ帆場はそのような悪意に満ちたプログラムを設定したのか、帆場の本当の狙いは何なのか……? すでに帆場が死んでいるため、真相を知ることはできません。遊馬たち「特車二課」は、サイバーテロを誘発する「トリガー」を懸命に探し求めます。

 第1作が公開された1980年代は、「サイバーテロ」と聞いても「コンピュータおたくの悪戯?」くらいの印象しか持てませんでしたが、今では国境をまたいだサイバー攻撃や大企業などへの不正アクセスが大問題となっています。押井守監督、脚本家の伊藤和典氏らの先見の明には驚かされるものがあります。

 大型台風が接近するなか、東京湾上に浮かぶ「方舟」に野明たちが乗り込むクライマックスまで、目が離せない展開となっています。

【画像】劇場版『機動警察パトレイバー』と地続き…そして影響を受けた作品たち(7枚)

画像ギャラリー

1 2 3