声優・子安武人の巧みなる演技力 「好きな子安キャラ」を挙げると年齢がバレる!
どんな作品でも存在感のある魅惑のボイス
長期にわたって代表作の多い子安さん。ファンからは子安さんの演じたキャラで好きなものを挙げていくと、その人の年齢が分かるとまで言われているほどインパクトのあるキャラを演じてきました。そこでここからは筆者チョイスで記憶に残っている子安キャラたちをご紹介しましょう。
個人的に子安さん自身も楽しそうに演じている雰囲気がするキャラが、『セイバーマリオネットJ』(1996年)の花形美剣、『ボボボーボ・ボーボボ』(2003~2005年)のボボボーボ・ボーボボ、『ケロロ軍曹』(2004~2014年)のクルル曹長、『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』(2014年)のデッドプールなどでしょうか。どこまでシナリオで、どこからアドリブか分かりません。
逆にアドリブ無法地帯の作品で、唯一アドリブを禁じられたという『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』(1997年)のコンボイはストレスだったんじゃないか? と心配で見ていました。
「ガンダム」シリーズの他にも、「勇者」シリーズや「プリキュア』シリーズでの出演が多い子安さんですが、「週刊少年ジャンプ」作品の出演も多いことで知られています。
『ONE PIECE』(1999年~)の青雉(クザン)、『銀魂』(2006~2018年)の高杉晋助、『魔人探偵脳噛ネウロ』(2007年)の脳噛ネウロ、『ジョジョの奇妙な冒険(2012年~)のディオ・ブランドー/DIO、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(2020年~)のミストバーン、『SHAMAN KING』(2021年)のファウストVIII世など、他にも挙げきれないほどメインキャラだけでも演じていました。この他にも今後の予定に『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』(2022年予定)のダイ=アモンがあります。
また、『頭文字D』(1998~2014年)の高橋涼介は子安さんの理知的な面が出ていた良キャラでしたし、シリアスだかギャグだか分からないテンション高めの『カードファイト!! ヴァンガードG』(2014~2018年)の神崎ユウイチロウ、完結編が楽しみな『進撃の巨人』(2013年~)の獣の巨人/ジーク・イェーガーなど、主だったものだけでもご紹介しようと思いましたが、とても文字量が足りません。
デビュー以降、つねに声優として最前線でさまざまなキャラを演じている子安さん。その演技の幅の広さには限界なんてないと思えるほど。これからも我々ファンに魅惑の声をお聞かせいただければと思います。
(加々美利治)