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『Zガンダム』ジュピトリス所属のMA・MSたち 目的がハッキリした機体が多かった?

『機動戦士Zガンダム』には数多くのモビルスーツと可変モビルアーマーが登場し、ファンを楽しませていました。今なお高い人気を誇る機体たちのなかから、今回はパプテマス・シロッコ旗下の独立勢力「ジュピトリス」が運用した機体を振り返ります。

ガンダムシリーズで初めて変形シーンを披露した機体

MA・MSの両形態への変形が可能で、大火力を備えたメッサーラ。画像は「HGUC 1/144 PMX-000 メッサーラ (機動戦士Zガンダム)」(BANDAI SPIRITS)
MA・MSの両形態への変形が可能で、大火力を備えたメッサーラ。画像は「HGUC 1/144 PMX-000 メッサーラ (機動戦士Zガンダム)」(BANDAI SPIRITS)

 TVアニメ『機動戦士Zガンダム』には数多くのモビルスーツと可変モビルアーマーが登場し、ファンを楽しませていました。今なお高い人気を誇る機体たちのなかから、今回はパプテマス・シロッコ旗下の独立勢力「ジュピトリス」が運用した機体を振り返ります。

●PMX-000 メッサーラ

 10話で初登場したPMX-000 メッサーラは、木星資源採掘艦「ジュピトリス」の艦長であるパプテマス・シロッコが設計・開発した試作型可変モビルアーマーです。木星の高重力圏での使用を想定しているため大型のスラスターユニットを装備しており、全高は30.3メートルとガンダムMK-IIの18.5メートル、リック・ディアスの18.7メートルと比較して1.5倍以上の大きさとなっています。

 ガンダムシリーズで初めてモビルスーツ形態への変形を披露した機体でもあり、作中ではモビルスーツと比較した際の巨大さがしばしば演出されているのも印象的です。

 武装はメガ粒子砲、9連装ミサイルポッド、グレネードランチャーをそれぞれ2門装備するなど強力な火力を保有しており、11話でジャブローへの降下を試みたエゥーゴのモビルスーツ隊に攻撃を仕掛けた際には、シロッコの高いニュータイプ能力と操縦技術も相まって、2機のジムIIを同時に破壊する離れ業(わざ)を披露しています。

 モビルスーツ形態でもエマ・シーン中尉の搭乗するリック・ディアスの右腕をビーム・サーベルで切り落とすなど、高い戦闘力を発揮しエゥーゴのパイロットたちを苦しめたメッサーラですが、41話を最後に登場しなくなり、最終的にどうなったのかは不明ですが、おそらくはジュピトリス爆沈の際にともに消滅したものと思われます。

●PMX-001 パラス・アテネ

レコア・ロンドが搭乗し圧倒的な火力を見せつけた「パラス・アテネ」。画像は「HGUC 1/144 PMX-001 パラス・アテネ (機動戦士Zガンダム)」(BANDAI SPIRITS)
レコア・ロンドが搭乗し圧倒的な火力を見せつけた「パラス・アテネ」。画像は「HGUC 1/144 PMX-001 パラス・アテネ (機動戦士Zガンダム)」(BANDAI SPIRITS)

 PMX-001 パラス・アテネは対艦戦闘を指向した重火力モビルスーツです。バックパック両側面に接続されているムーバブル・シールドには対艦大型ミサイル8発を搭載。さらに二連ビーム・ガンとグレネードランチャー、拡散ビーム砲4門、メガ・ビーム砲2門、専用シールドに内蔵された40発の小型ミサイルなど、同世代のモビルスーツのなかでも突出した火力を備えています。しかし機体の大型化に伴い運動性や機動力の低下を招いてしまい、より小型のモビルスーツとの近接戦闘では不利とされています。

 作中では28話で塗装前の前で初登場しましたが、実戦への参加は45話からとなっています。レコア・ロンドがメインパイロットとして搭乗しドゴス・ギアの撃沈に成功していますが、それ以外に目立った活躍はなく、49話でエマのガンダムMK-IIと死闘を繰り広げて大破しました。

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