マグミクス | manga * anime * game

『SPY×FAMILY』ニヤケ顔もかわいいアーニャの魅力 ロイドたちが大好きすぎる健気な少女

父はスパイ、母は殺し屋、娘はエスパーという疑似家族の物語『SPY×FAMILY』のなかでも、娘アーニャ・フォージャーの人気はとても高いです。どうして彼女はそんなに魅力的なのでしょう。彼女の境遇や子供らしさ、時折見せるダークな表情から考察していきます。

エスパー少女アーニャは娯楽と家族愛を求める少女

ピンク色の髪に緑色の大きな瞳を持つアーニャが可愛い! TVアニメ『SPY×FAMILY』 (C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会
ピンク色の髪に緑色の大きな瞳を持つアーニャが可愛い! TVアニメ『SPY×FAMILY』 (C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会

 戦争を引き起こそうとしている危険人物に接触し、無用な戦いを食い止めるために奮闘するスパイ・黄昏(たそがれ)がミッション成功のため疑似家族を作り、正体を隠したまま日常生活をすごしていく人気作『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』。登場人物たちが人には言えない秘密を持ちながら展開していく物語は、目が離せません。なかでも、黄昏が扮するロイド・フォージャーの娘として共同生活をしている人の心が読めるエスパー少女アーニャ・フォージャーは、見た目はもちろん、言動もとても魅力的なキャラクターです。時には強烈な顔になることもあるのですが、それすらかわいく見えてきます。今回は、アーニャ・フォージャーのかわいすぎるポイントを振り返ります。

●好奇心旺盛な少女で、ワクワクしている姿がかわいい

 ミッション達成のため、東国のエリート校「イーデン・カレッジ」に子供を入学させ、ターゲットであるドノバン・デズモンドに接触するチャンスを手にしようと画策する黄昏は、精神科医「ロイド・フォージャー」と名乗り、施設からできるだけ賢い子供を引き取ろうとします。そこで出会ったアーニャは6歳と言い張ったり、彼の心の声を呼んでクロスワードを説いて見せたりしたことで、賢い子と認められて引き取られました。

 スパイアニメが好きなアーニャにとって、ロイドの存在は憧れそのもの。また、母の存在が必要と知ると、仕立て屋で出会った女性・ヨルが実は殺し屋であることをテレパシーで知って「ははいなくてさみしぃ〜」と言い出し、ロイドが彼女を母役にするよう焚きつけます。そうして刺激的な展開を自ら作り上げてワクワクしている姿は、とてもかわいらしく思えます。

 ただし、好奇心旺盛過ぎて余計なことに首を突っ込み、危ない人に命を狙われたり人質にされたりしてしまうこともしばしば……。それでも彼女のわくわくは止まりません。

●勉強嫌いで言葉足らず。ワードチョイスでドキッとすることも…

 ロイドから自分のことはお父様と呼ぶようにと言われるアーニャですが、同じマンションの住人に挨拶をする時には「ずっとまえからちちのこどものアーニャです」といらない言葉をつけ足すこともあります。また、デズモンドの息子が同じクラスと知って家族ぐるみで仲良くしようと計画するロイドの思惑を読んだアーニャは初対面でいきなり「アーニャおまえんち行きたい」と言い出してしまいました。

 さらに、入試面接を無事突破するため、美術館で一流のアートに触れた際は、裸体の女性の絵をみて「すっぽんぽん」といい、首だけの石像と首のない石像を指さしては「くびちょんぱ、からだちょんぱ」と言います。非常に子供らしいのですが、ロイドを焦らせてしまうアーニャは、読者をクスっとさせてくれる存在です。「おでかけ」を「おでけけ」と言ったり、「大丈夫です」は「だいじょうぶます」と言ったりと、普段の言葉づかいのつたなさも実に子供らしくてかわいいです。

※この先の記事では重大なネタバレには触れませんが、『SPY×FAMILY』のまだアニメ化していない範囲の内容を書いているのでご了承の上お読みください。

1 2 3