並びを見ると胸踊る!少年マンガの原作&作画の名コンビ3選 全部ドラマ化の最強コンビ
違う名義で多数のヒット作を持つ天才!
●少年マンガのサスペンス最強コンビといえば…安童夕馬&朝基まさし
少年マンガ原作者の頂点に君臨していると言っても過言ではないのが樹林伸先生です。複数の名義を使い分け、「天樹征丸」名義で『金田一少年の事件簿』『探偵学園Q』(作画:さとうふみや)、「亜樹直」名義で『サイコドクター』(作画:的場健)、『神の雫』(作画:オキモト・シュウ)、「青樹佑夜」名義で『GetBackers-奪還屋-』(作画:綾峰欄人)などなど、誰もが知る人気マンガの原作を手がけてきた超人です。
そんな樹林伸先生が「安童夕馬」名義でコンビを組み、ヒット作を連発しているのが朝基まさし先生。「原作:安童夕馬 作画:朝基まさし」のタッグでこれまでに『サイコメトラーEIJI』『クニミツの政』『シバトラ』などを世に送り出し、そのどれもがドラマ化されるなど大ヒットを記録しています。登場人物たちのドライな狂気、ウェットな熱情を作画が見事に抽出する、繊細なコンビネーションを堪能することができるのです。
よく、原作者と作画担当の関係はドライなものが多いという話を聞きます。密に打ち合わせるわけではなく、淡々とプロフェッショナルとして、自分の領分で仕事をこなしているのだと。「物語」のなかで行われるプロとプロの高度な対話は、常人には決してわからないのかもしれません。
(片野)