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ゾクッ&キュンが止まらない!「人間×人外」の恋愛マンガ4選 神秘的で切ない禁断の恋

人間と妖精や悪魔、吸血鬼、鬼など「人外(じんがい)」の恋愛では、生きる世界が違うことで生じる葛藤や哀しみ、苦悩、喜びがあり、ゾクッ&キュンが止まりません。その世界観にどっぷり浸れるオススメの5作品をご紹介します。

愛しているからこそ一緒にはいられないという哀しみ

『デビルズライン』第1巻(講談社)
『デビルズライン』第1巻(講談社)

 童話や伝説などではおなじみの魔法使いや妖精、人魚、悪魔、吸血鬼、鬼など「人間ではない異種族のもの」をサブカルチャー界隈では「人外(じんがい)」と呼びます。マンガにおいてはダークファンタジーやSF、ギャグなど、人外が登場する作品は古くから人気があるジャンルです。

 この記事では、そんな人外が人間と恋に落ちるマンガのなかから、その世界観にどっぷり浸れるオススメの5作品をご紹介します。生きる世界が違うことで生じる葛藤や哀しみ、苦悩、喜びもあり、ゾクッ&キュンが止まりません!

●吸血鬼と人間のハーフ×ヒトの大学院生『デビルズライン』

『デビルズライン』(著・花田陵)は2013年に連載がスタートしたダークファンタジーで、続編が2022年3号より連載中です。

 主人公である安斎結貴は、見た目は普通の人間と同じなりをしながらも吸血欲を持つ「鬼」と人間のハーフであり、警視庁の鬼専門の公安チームの一員として主に鬼の取締りを行っています。ある事件の捜査で大学院生の平つかさを助け、次第に惹かれあっていくふたりですが、それは切ない恋の始まりでもありました。

「吸血鬼は人間的かつ本能的 ヒトの血を見た瞬間 我を忘れる恐怖と いつも戦っている」ため、安斎は、鬼とヒトは一緒にいるべきではないという考えを持っていました。また、鬼は性的に興奮すると吸血欲が発生するため、愛する相手を傷つけ、命すら奪ってしまうこともあるのです。愛する相手と触れ合いたいのに、それができない……。鬼である安斎とヒトであるつかさの恋愛には、常にこの葛藤がつきまといます。そんな運命に抗い、想いを深めていく安斎にゾクッとキュンが止まりません。

●サキュバス女性教師&デュラハンJK×生物教師『亜人(デミ)ちゃんは語りたい』

『亜人ちゃんは語りたい』(ペトス)は、2014年から連載が始まった学園コメディです。バンパイヤやサキュバス、デュラハン、雪女など「亜人」の持つ特別な性質が「個性」として、認められるようになった時代の高校が舞台となっています。

 主人公の高橋鉄男は、赴任して4年目の生物教師。学生時代から亜人に興味を持ち、会いたいと思い続けていましたが、その機会には恵まれませんでした。サキュバス(相手をみだらな気持ちにさせる淫魔)の佐藤早紀恵が赴任してきたのをきっかけに、バンパイアの小鳥遊ひかり、デュラハン(頭部と胴体が分離した亜人で、アイルランドに伝わる妖精がルーツ)の町京子、雪女の日下部雪と出会った鉄男は、彼女たちの悩み相談に乗るなど、それまでの興味の枠を超えて親身に向き合います。

 見た目は野暮ったい鉄男ですが、彼の優しさとたくましい胸がデュラハンの京子のハートを奪い、手が触れても催淫されなかった自制心の強さ(本当は催淫されたのを必死に隠していただけ)で、サキュバスである早紀恵から想いを寄せられることになりました。ちょっと抜けているようで、包容力と温かみのある男性を好むのは亜人も人間も同じなのでしょうが、「亜人だからこその悩み」を抱えている彼女たちにはなおさら、ちょっと頼りない鉄男の飾らない優しさが沁みるのかもしれません。

【画像】人外×人間の恋愛が切なくて泣けるおすすめマンガ(4枚)

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