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つい応援したくなるマンガの悪役4選 ピンチにハラハラ 成長も主人公並みに熱い

本心は読めないが魅力的な鶴見中尉

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●『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のハドラー

『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のハドラーは、同作で悪役側にいながらも著しい成長を遂げ、読者の人気を集めたキャラです。かつてダイたちの師匠・アバンに倒された魔王で、アバンからは「残虐にして卑劣」と評されています。大魔王バーン配下の魔軍司令として復活したものの、ダイたちとの戦いに苦戦し続け、自分の地位を失うことにおびえる人物として描かれていました。

 しかし、武人として前線で戦い、相手に敬意を払う精神性も持っています。そして、負けるたびに自尊心を傷つけられた彼は、寿命の長い魔族としての体を捨ててでもアバンの使徒たちに勝つために、超魔生物に変身を遂げました。

 その後もダイたちと正々堂々決着をつけることにこだわり続けたハドラー。バランとダイと対峙した際には、自身がバーンから秘密裏に体内に「黒の核晶」を埋め込まれていたせいで2人が本気を出せなかったと知って涙を流すなど、熱い男気を見せました。そして、自らの手でダイを倒すためにバーンの攻撃に割って入り反旗を翻したハドラーは、その後ついにダイとの「真竜の闘い」で全力を出し切り敗れます。

 負けたのちもキルバーンの灼熱の罠に絶望するダイとポップを叱咤激励して助け、最後は戻ってきた宿敵・アバンの腕のなかで安らかに灰になったハドラー。その成長と高潔な精神はファンの胸を打ち、2022年のアニメで彼の最期が描かれた際は、SNSで「成長度合いではポップと双璧」「実質アバンの使徒」「途中からずっと応援してた」などなど、大きな反響がありました。「最後の最後で…オレは部下に恵まれた」と語る、ハドラー親衛騎団の面々との絆も感動的です。

●『ゴールデンカムイ』の鶴見中尉

 2022年4月に堂々の完結を迎えた『ゴールデンカムイ』のラスボス、鶴見中尉は日露戦争で前頭葉の一部が欠けた異様な風貌の悪役として登場しました。しかし、ケガを負う前の美男子ぶりは作中屈指であり、そのカリスマ性や過去、アイヌの金塊を欲する理由が描かれていくうちに、第七師団の面々と同じように中尉の虜(とりこ)になる人が続出しています。

 相手のことを調べ上げ、さまざまな人心掌握術で「手駒」を増やしてきた鶴見中尉。彼のせいで人生を狂わされた人間も多く、けして許される人物ではないのですが、その根底にちゃんと部下や日本、そして家族への「愛」があることも描かれています。彼自身も多くを失った(主にウイルクのせいで)背景があり、特にクライマックスは「鶴見中尉側と杉元側どっちも応援したい」と複雑な気持ちで見ていた人が多かったようです。

 ずっと本心は読み切れなかった彼が最終話手前で見せた、ある「表情」も話題を呼びました。4月28日から6月26日(日)まで東京ドームシティで開催中の「ゴールデンカムイ展」でも、火曜日夜に「鶴見中尉ナイト」として中尉のお面が配られるイベントが開催されるほどの人気。鶴見中尉になり切りながら彼の戦いの軌跡を追うのも、興味深いかもしれません。

(マグミクス編集部)

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