マグミクス | manga * anime * game

迷惑だけど欠かせない!マンガのトラブルメーカーキャラ なぜか憎めないバカたち

マンガの世界には必要不可欠な「トラブルメーカー」。彼らが起こす問題がとんでもなければとんでもないほど物語はおもしろくなるため、「トラブルメーカー」は最重要キャラクターのひとりでもあるのです。面倒を持ち込むのに、なぜか憎めない「トラブルメーカー」キャラをご紹介します。

富井はなぜ副部長になれたのか……

トラブルを起こし続けて40年超、呆け顔の両さんが描かれた最新刊『こちら葛飾区亀有公園前派出所』第201巻(集英社)
トラブルを起こし続けて40年超、呆け顔の両さんが描かれた最新刊『こちら葛飾区亀有公園前派出所』第201巻(集英社)

 自分の身近にはいて欲しくないけれど、マンガの世界には必要不可欠なキャラクターなのが「トラブルメーカー」です。彼らがトラブルを起こすからこそ物語は展開しますし、そのトラブルがとんでもなければとんでもないほど物語は面白くなり、ほかのキャラクターたちも魅力が増します。ただの「面倒なヤツ」というわけではなく、最重要キャラクターだと言えるのではないでしょうか。

●日本一愛される破天荒おまわりさん『こちら葛飾区亀有公園前派出所』両津勘吉

 主人公にして、行く先々でトラブルを起こす超絶問題児・両津勘吉ですが、そこが彼の大きな魅力です。おとなしくて品行方正な両さんなんて想像しがたい、いえ、もはや想像したくないというレベルかもしれません。

 お金好きな両津は、制服で競馬や競輪に行って大原部長にこっぴどく叱られるのはもはや日常。独特の発想力や押しの強さ、人脈を使って大儲けすることもありますが、調子に乗りすぎて事業を拡大しすぎ、最後には大きなトラブルになって、何にも残らないどころかマイナス状態で終わることがほとんどです。起こしたトラブルの数も、おそらくギネス級でしょう。

 彼のせいでトラブルに巻き込まれるのは、大原部長をはじめ、同僚の中川や麗子、本田といった同僚、擬宝珠家の人々ですが、みんななんだかんだで見捨てません。両津は日本一破天荒なトラブルメーカーでありながら、同時に最高の愛されキャラです。

●会社をつぶしかけたトラブルメーカー『美味しんぼ』富井富雄

『美味しんぼ』の主人公・山岡士郎が所属している東西新聞社の文化部で、長く副部長を務めていたのが富井富雄です。上司に媚び、部下に理不尽なところが目立つ、小者感たっぷりの残念な中間管理職というイメージです。作中で副部長から部長代理に昇進も果たした富井ですが、これまでに何度も失態を繰り返し、大企業・東西新聞の存続まで危うくしたこともあるトラブルメーカーでもあります。

 特に酒癖が最悪で、大原社主にまで暴行を働くほどの酒乱です。迷惑をかけるのが身内だけで済んでいればマシですが、酔っぱらってぶつかったベトナム人男性をスリだと決めつけて大騒ぎして傷つけたこともありました。うっかり失言が多いのも特徴で、政財界に影響のあるタイ人記者の前でタイ米を悪く言って国際問題になりかけたり、韓国の出版社との会食でタバコを吸ったり、キムチを酷評したりして相手を激怒させたこともあります。

 いずれの場合も、山岡たちの助けを借りてなんとか大事にならずに済んでいますが、懲りずに何度もトラブルを巻き起こす富井。とんでもないトラブルメーカーなのに憎みきれないのは、貧乏育ちで情にもろく、愛妻家(恐妻家)で親バカという面があるからでしょう。ただ、地位にふさわしい人物とは言い難いです。

【画像】他にもたくさん!マンガのトラブルメーカーキャラたち(10枚)

画像ギャラリー

1 2