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俳優・山田裕貴の演じたマンガ原作・狂人キャラ 再現度の高さにファンも思わず「気持ち悪い」

2022年5月20日(金)に公開された『鋼の錬金術師 復讐者スカー』。作中でキンブリー役を演じた山田裕貴さんの狂人具合がすごい、とSNSなどで話題になっていました。現在放送中の朝ドラ『ちむどんどん』の石川博夫と、同じ俳優が演じていることに衝撃を受けるほど、まったく違う人物に見えました。この記事では、俳優・山田裕貴さんが演じた狂人キャラを振り返ります。

さわやかイケメンにご注意を!

『ホームルーム』(C)「ホームルーム」製作委員会・MBS (C)千代/講談社
『ホームルーム』(C)「ホームルーム」製作委員会・MBS (C)千代/講談社

 劇場版『鋼の錬金術師』の完結編「復讐者スカー」と「最後の錬成」が2022年の5月から6月にかけて2部作連続公開されます。公開された本予告映像では、山田裕貴さん演じるゾルフ・J・キンブリーの、鳥肌が立つほど狂気的な姿に驚きを隠せません。朝ドラ『ちむどんどん』の石川博夫役とは正反対な役柄で、「本当に同じ俳優が演じているのか?」と、自身の目を疑いたくなります。キンブリー以外でもさまざまな狂人を演じている山田裕貴さんが演じた「ヤバすぎる」キャラをご紹介します。

●山田裕貴さんが演じたヤバすぎる狂人たち

 まず紹介したいのは「HiGH&LOW」シリーズの村山良樹です。不良たちの激しいバトルが熱い「HiGH&LOW」シリーズで、山田裕貴さんが演じた村山良樹は鬼邪高校の初代番長という役どころ。村山は全国から不良が集まる「漆黒の凶悪高校」こと鬼邪高校の「拳100発に耐え続ければ頭になる」という伝統をやり遂げ、そのうえ殴った奴らに全員返り討ちにした、ケンカの天才です。何度殴られても立ち上がるゾンビ並みの頑丈さと、100人を相手にしても負けない異常な精神力がすごすぎます。さらに、殴られたら笑顔でやり返す、無邪気な様子は、凶悪不良校の頭にふさわしい、狂人っぷりでした。

 2020年に放送された『ホームルーム』では、生徒へ狂気的な愛情を持つ、教師の愛田凛太郎(ラブリン)を演じました。特にベッドの下に裸で隠れているシーンは、原作のラブリンそのもので、視聴者の多くが恐怖を感じた瞬間です。山田裕貴さんが大好きなファンですら「気持ち悪いな……」と、思ってしまうほどの怪演を見せました。「変態」にふりきった、山田裕貴さんの演技は大人の色気と気持ち悪さがミックスされた、唯一無二な狂人でした。

 山田裕貴さんが演じた狂人キャラとして、外せないのがドラマ『先生を消す方程式』と『頼田朝日の方程式。―最凶の授業―』に登場した頼田朝日です。この作品は鈴木おさむさん脚本のオリジナルドラマで、担任いじめが絶えない3年D組が舞台のお話です。山田裕貴さん演じる頼田朝日はクラスの副担任で裏では生徒たちをたきつけていた張本人という役柄でした。『頼田朝日の方程式。―最凶の授業―』では、「うずくなー」というセリフやひん曲がった性格、行動からにじみ出るサイコパス具合が最高でした。

『ホームルーム』の愛田凛太郎と『先生を消す方程式』の頼田朝日。どちらもイカれた教師役でしたが、まとう雰囲気は別人で「怪優」と呼ばれるにふさわしい演技だったのではないでしょうか。

(マグミクス編集部)

【画像】山田裕貴さん画の存在感が光る、実写作品 公式ポスターを見る(6枚)

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