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ジャンプの地味だけど凄いキャラたち 冷静に考えたら「最強クラス」な男も

どんなマンガにも、「そういえばそんな奴いたな」というレベルに影の薄いキャラはいますが…冷静に能力を分析すると、「実は最強クラス?」と思えてくるキャラもいます。今回は、ジャンプマンガからそんな「地味に凄いキャラ」を紹介します。

山じいの右腕はやはりかなり強い

ジャンプの地味キャラを振り返るのも面白い(画像:写真AC)
ジャンプの地味キャラを振り返るのも面白い(画像:写真AC)

 どんなマンガでも、名前を聞いてもすぐに思い出せず、特徴を聞いてようやく、「…そういえばそんな奴いたな」となるキャラがいます。そんな地味なキャラのなかにも、能力や少ないエピソードを冷静に振り返ると、実は凄いと思えるキャラも存在しています。

この記事では、『週刊少年ジャンプ』の作品のなかから、そんな「地味に凄いキャラ」をご紹介します。

●『BLEACH』雀部長次郎忠息

 雀部長次郎忠息(ささきべ・ちょうじろう・ただおき)は、護廷十三隊・一番隊副隊長というポジションのキャラ。「洋風のものを好む」という要素でキャラづけがされているものの、いわゆる「無口キャラ」のため、ほとんどセリフがありません。出番もそこまで多いわけではないので、必然的に作中でも地味な扱いとなってしまいます。

 それでも、最強の護廷十三隊総隊長・山本元柳斎重國の右腕という地位と、ビジュアルで実力者の雰囲気は、ある程度漂っていました。しかし、「尸魂界(ソウル・ソサエティ)篇」一護に素手でやられてしまい、さらに存在感が希薄に。

 そんな彼の使用する卍解「黄煌厳霊離宮(こうこうごんりょうりきゅう)」は、天候を操り、雷を落とすことができるというかなり強力なもの。そして、若い頃には1カ月で卍解を習得、山本隊長の額に傷を入れた、などの強者エピソードも明かされます。戦闘描写に関しては不遇でしたが、間違いなく実力者であり、山本隊長に忠誠を誓い続け、隊長への昇進を断っていたかっこいい男です。

●『黒子のバスケ』水戸部凛之助

 水戸部は、黒子テツヤが所属する誠凛高校バスケ部の二年生。『ジャンプ』作品のなかでも、筆頭格の「無口キャラ」といえます。彼は、なんと作中で一度もセリフを発しません。ここまで振り切っていると、「逆に存在感が増すのでは?」と思う方もいるかもしれませんが…実際読んでみると、やはり地味なものは地味です。

 そんな水戸部の持ち味のひとつとしては、まず「フックシュート(ボールを片手に乗せ、そのまま放るショット)」。鉄壁のディフェンスを誇る正邦高校との対戦など、要所要所でフックシュートを決めています。そして、地味なシーンではありますが、軽々とダンクを決める瞬間もありました。身長186cmであのダンクを決めるというのは、かなり驚異的な跳躍力。そして水戸部は洞察力も高いのです。洛山高校との戦いでは、オネエ言葉が特徴的な実渕玲央のシュートを見切り、ブロックしていました。

『黒子のバスケ』は数々の現実離れした能力が出てくるため、水戸部がかすんでしまうのも仕方がないのですが……ひとつひとつの要素を拾っていくと、かなり能力は高いと言えそうです。

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