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戦隊ヒーローの飛び道具? クセ強すぎな「ブラック」たち 遊び人だけどかっこいい

戦隊ヒーローのブラックは、他のカラーより遅れて登場したためか、目立たせようとクセが強めな個性的キャラが多いようです。今回は「子供番組なのに、それいいの?」とまで思ってしまう型破りなブラックたちをご紹介します。

戦隊ブラックたちは禁じ手だらけ!

クセ強すぎなブラックコンドルがジャケットを飾るDVD『鳥人戦隊ジェットマン vol.5』(東映ビデオ)
クセ強すぎなブラックコンドルがジャケットを飾るDVD『鳥人戦隊ジェットマン vol.5』(東映ビデオ)

 戦隊ヒーローのキャラクターは、多くの場合、担当カラーのイメージによって決まりがちです。たとえばレッドは熱いリーダータイプ、ブルーはクールな真面目キャラ、イエローは明るいムードメーカーなどなど(もちろん、定型に当てはまらないキャラたちもいますが)。そんななか、どうにも型にはまらないキャラが多いカラーが「ブラック」です。

 もともとブラックはヒーローというより敵のイメージが強く、戦隊メンバーにしても人気が出ないと思われていたそうで、戦隊ヒーローとしては後発で、『大戦隊ゴーグルファイブ』のゴーグルブラックが最初でした。しかし、後発だからこそ、自由な解釈の個性的なキャラが作りやすかったのでしょう。たとえば現在放送中の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のブラック担当であるイヌブラザーは、ヒーローでありながら「指名手配犯」です。冤罪とはいえ警察に追われているなんて、クセ強すぎ!

 今回はそんなイヌブラザーも真っ青な、歴代のクセ強ブラックたちを振り返ります。

●子どもはマネしちゃダメ!な『鳥人戦隊ジェットマン』ブラックコンドル

 歴代ブラックのなかでもダントツにクセ強で、それだけに人気が高いのがブラックコンドルです。変身前の姿は、遊び人の結城凱(ゆうき・がい)。遊び人というだけで、すでに不道徳な匂いがぷんぷんですが、この結城凱は、酒もタバコもギャンブルもやり、女性が大好きという、およそ子供番組のヒーローらしからぬ男なのです。

 しかも、カジノではイカサマをするし、交通ルールは守らないし、変身してからの得意技は相手の不意を突くケンカ殺法だしと、とにかく子どもは見習っちゃダメな大人の代表格といった雰囲気でした。よくこれでクレームがこなかったものだ……と思ったらそんなワケはなく、親御さんたちは「子どもに悪影響」だと非難ごうごうだったそうです。ちなみに『鳥人戦隊ジェットマン』には結城凱を中心とした恋愛要素も盛りだくさんで、それも大人の眉をひそめさせてしまいました。

●女の扱いはまかせろ!な『獣電戦隊キョウリュウジャー』キョウリュウブラック

 キョウリュウブラックは、根は真面目な仲間思いながらも、彼も態度のチャラさはなかなかのもの。変身前の姿は、国籍不明の超古代文明研究者イアン・ヨークランドです。国籍不明だからかしぐさの端々から異国感をただよわせ、両手のひらを上に向けて肩をすくめるという、あのいわゆる外国人ポーズもひんぱんに見せてくれます。

 お調子者でおしゃべり好きで、口癖は「オーマイ!」。普段の会話でも戦闘中でも、とにかく、「オーマイ!オーマイ!」と言っています。そして、ブラックコンドル同様、こちらも女好きでいつも違う女性を連れて現れ、「恋のガンマン」を自称するほどでした。ひとの恋愛相談も得意で「黒いキューピッド」とも名乗っています。オーマイ!

【画像】戦隊ブラックたちはクセの強さが魅力!(6枚)

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