SNSで話題!『ONE PIECE FILM RED』UTAと夢小説、悪役令嬢作品の意外すぎる共通点
いよいよ公開も近付き、ますます期待される映画『ONE PIECE FILM RED』! 本作のヒロインとして公開されたUTA(ウタ)ですが、その設定に最近流行りの『悪役令嬢もの』と意外な共通点があると話題になっています。
設定がモリモリ過ぎて話題のUTA

公開が近づき、いよいよ期待が高まる映画『ONE PIECE FILM RED』。ヒロインとして公開された新キャラUTA(ウタ)は、早くもファンの間で大きな反響を呼んでいます。それもそのはずで、UTAには数々の衝撃設定が盛りだくさんなのです。
四皇・シャンクスの娘であり、世界の歌姫。ルフィとも原作開始前に接点があったようで、すでに何かしらの悪魔の実の能力者であることがほのめかされています。ルフィの幼なじみやシャンクスの娘という設定だけでも衝撃ですが、SNSで話題になったのはそれだけが理由ではありません。この設定は昔からのオタク女子たちにとっては、実は見慣れたものだったのです。
UTAが連想させるもの、それはずばり「夢小説」!夢小説とは2次元キャラクター×自分(作者)の二次創作小説のことで、2000年代頃に大流行したファン活動のひとつです。特に『ONE PIECE』の夢小説でよく見かけた設定が、まさに「ルフィの幼なじみ」「シャンクスの娘」「悪魔の実の能力者」でした。SNSでは「公式が考えた最強の夢主人公」「公式には勝てん」「古傷がうずく」「黒歴史が蘇る」と阿鼻叫喚だったようで、喜びと困惑の声が広がっています。
そして、昨今のブームでもうひとつ「夢小説っぽい」と言われているのが、『悪役令嬢もの』作品です。主人公が断罪されたり追放されたりしますが、後に復讐したり断罪した側が痛い目にあったりするといういわゆる「ざまぁ展開」で、これもかつて夢小説に多く見られた設定です。こちらもSNSでは頻繁に話題になっており、「成り代わり系や嫌われ系の小説に近い」「完全に夢小説の流れを汲んでる」「どうせ転生するなら夢小説がいい」などといった声が多く上がっています。キャラクター設定も「魔法最強」や「聖女」「実は隣国の姫」などの「設定からして強い」「実は○○だった」という点がUTAと共通しています。
意外なところで共通点がありましたが、UTAは正統派最強ヒロイン、悪役令嬢は嫌われヒロインといった違いもあるので、彼女が活躍する映画がどのような展開になり、どんな結末を見せてくれるのか、まだまだ予想がつきません。今夏公開の話題作『ONE PIECE FILM RED』は、果たしてどんな物語になるのか、今からとても楽しみです。
(綿貫)