【漫画】美容師あるある「遅刻したのに、1時間半後に出たい客」 体験談に「全部分かる!」
「遅刻したのに、『1時間半後に出たい』と言う客」「身長が低い美容師は、シャンプーのときに袖がかなりぬれる」など、現役美容師の体験談を描いたマンガが、ネット上で話題となっています。美容師でイラストレーターとしても活動する、作者のTAKUOさんにお話を聞きました。
全国の美容師の言葉を代弁するような気持ちで描く
美容師ならではのあるある話を描いたマンガ「爆笑美容師あるある 総集編」が、Instagramで1万以上の「いいね」を集め話題となっています。美容師でもある作者が、仕事上で経験した、笑えるあるあるエピソードを集めた内容で、「『全部分かる~!』ってなる」「次から気を付けます」などの声が上がっています。
このマンガを描いたのは、美容師、イラストレーターのTAKUO(ペンネーム)さんです。Instagramやブログ「たくおの美容師物語」でマンガを発表しています。TAKUOさんにお話を聞きました。
ーー今回のマンガを描いたきっかけについて教えて下さい。
数ある美容師あるあるのなかでも、最も共感度が高いエピソードの総集編を描こうと思いました。
ーーお客さまに直接、「それはやめてほしい」などとお願いすることはあるのでしょうか?
ほぼないと言ってもいいかもしれません(笑)。やはり美容師としても、言いづらいことばかりなので。それをシュールなギャグタッチのイラストにして、全国の美容師さんの言葉を角が立たないように代弁しているような感じです(笑)。
ーー寝てしまったお客さまをうまく起こす方法はありますか?
施術中に一度寝てしまったお客さまを起こすことは無理に等しいです(笑)。頭をずっと触っているので睡魔がどんどん来るのだと思います。ただ、施術が終わって薬剤の放置中になると、目を覚ます方がほとんどです(笑)。
ーー見ていない隙に髪型を直されたときの心境を教えて下さい。
最初の頃は、結構ショックでかなり落ち込んでいました。でも今は慣れて、受け入れています! いい勉強になるというか。そのお客さまの好みをより知ることができる機会なので、プラスに考えています。
ーーマンガのなかで一番困るあるある話はどれでしょうか?
やはり……「毛先チリチリの人に限って『傷んでもいいからやって』と、言ってくる」という話が困ります! 最大限お客さまの希望に応えたいという気持ちでいっぱいなのですが、髪質や毛先のダメージによってはどうしてもできない施術もあるので、心苦しいですがお断りします。「髪の専門家」として、判断を誤るわけにはいかないので、そこは慎重になります。
ーー今回のマンガについて、どのような意見が寄せられていますか?
「分かる!」「共感でしかない」「笑った」など、美容師さん側からは大共感の嵐でした。お客さま側からは、「背もたれに背中付いてていいの?」「これやってた! 今度から気を付けます」など、初めて聞いて驚いたというリアクションが多かったです。
(マグミクス編集部)