一応日本だけど…2次元の住みたくなさすぎる土地4選 デッキがないと暮らせない?
アニメ・マンガの主人公の周りには、当然ながら事件が巻き起こりやすいものです。そのため、現実の水準に落とし込んだとき、物語の舞台があまりにも物騒な町になっていることもあります。そんな架空の「住みたくない町」をご紹介します。
「修羅の国」米花町
アニメ・マンガの主人公たちは特別な能力をもっていたり、特殊な境遇に置かれているものの、舞台設定は現実の日本をベースとした一応普通の町などが描かれている場合も多いです。しかし、基本的に主人公の周りでは事件が頻発します。言い換えれば、主人公の周りの人々は、しょっちゅう事件に巻き込まれているわけです。冷静に考えると、「よくそんなところに住んでいられるな」と思ってしまうほど物騒な町も存在しています。
●『名探偵コナン』米花町
しょっちゅう事件に巻き込まれる『名探偵コナン』の主人公・コナンたちが住んでいるのが、東京都内にあるという設定の「米花町」です。名前はシャーロック・ホームズが住む「ベイカーストリート」が元ネタと思われます。
そして、物語の都合上、米花町はすさまじい犯罪発生率を誇ります。殺人事件が多発しているのはもちろん、狙撃事件や、テロまがいの大規模な爆破事件までちょくちょく起こっており、治安が悪いというレベルではありません。
アニメ1040話では、事件現場の映像とともにネットのコメントが流れるという「ニコニコ動画風」の演出がされていましたが、そのなかには「なんで毎日事件がおこるの…」「えっ…私の町、治安悪すぎ…」「修羅の国」といったコメントもまぎれていました。
さらに、2022年公開された劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』では、あるキャラが「やっぱ普通じゃねえなこの街」というセリフを口にするなど、作中でも米花町の異常性はたびたびネタにされています。スピンオフの『犯人の犯沢さん』では、はっきり「まともな人間はこの町には近づかんぞ!!」とまで言われてしまいました。
●『ひぐらしのなく頃に』雛見沢村
ゲームから始まり、アニメ、マンガとメディアミックスされた人気作『ひぐらしのなく頃に』の舞台となった「雛見沢村」は、白川郷をモデルにしたと言われているだけあって、のどかで美しい風景が広がっています。しかし、住むにあたって最大のネックは、「雛見沢症候群」の存在でしょう。
自らが精神的な不安を抱えていると発症し、幻聴・幻覚、疑心暗鬼、人間不信にさいなまれ、果ては殺し合いに至るというとんでもない病気です。雛見沢症候群は風土病であり、村に足を踏み入れた時点でアウト。自分の感染が怖いのはもちろん、村人全員がいつ狂人になるかわかりません。主人公周りだけでなく、日常で関わる全ての人が危険ということから、住みたくないレベルは相当高いと言えるでしょう。