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ネットで話題!『ジョジョ』の欲しいスタンド お金に困らない?言語も覚えられる?

荒木飛呂彦先生の『ジョジョの奇妙な冒険』には、「幽波紋(スタンド)」と呼ばれる特殊能力が登場します。その種類は実にさまざまで、ネット上では「1番欲しいスタンドといえば?」という話題が注目の的になっています。はたしてファンから特に支持されていたのは、どのスタンドなのでしょうか。

「スタープラチナ」と「ザ・ワールド」ならどっち?

他者を「本」にする「ヘブンズ・ドアー」の使い手・岸辺露伴が表紙『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない Vol.5』DVD(ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント)
他者を「本」にする「ヘブンズ・ドアー」の使い手・岸辺露伴が表紙『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない Vol.5』DVD(ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント)

 大人気マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』を語るうえで、具現化された超能力「スタンド」は欠かせない存在です。

 ネット上では3部から8部まで登場するさまざまなスタンドを巡り、「1番欲しいスタンドは?」という話題が注目を集めました。今回は、特に人気の高かった3つのスタンドをご紹介します。

 まずひとつ目は4部に登場した「ハーヴェスト」です。中学生の矢安宮重清(やんぐう・しげきよ)、通称「重ちー」が操る500体近くに及ぶ群体型スタンドで、仗助や億泰も苦戦したかなり強い能力でした。

 加えて汎用性も高く、作中では重ちーは「ハーヴェスト」を使って、杜王町中の小銭(50円以下)を集めていました。ネット上では「やっぱ日常使いで考えると、『ハーヴェスト』が1番だな」「『ハーヴェスト』があれば一生お金には困らなそう」といったコメントが多く見られます。ちなみに「ハーヴェスト」は、作者・荒木飛呂彦先生の特に好きなスタンドとしても有名です。

 また「ハーヴェスト」と同じくらい人気が高かったのが、岸辺露伴のスタンド「ヘブンズ・ドアー」です。「ヘブンズ・ドアー」は他者を本にする能力で、その本のページから対象者の記憶や情報などを読み取ることができます。おまけにページの余白に命令を書きこめば、対象者の行動をコントロールできるようになるのです。5部では広瀬康一が「ヘブンズ・ドアー」にそう書きこんでもらっただけでイタリア語がペラペラになるなど、プラスの面でも使えます。そのため、自分が欲しいというだけでなく、「仲のいい友達に持っていて欲しい」「『少量の食事で満足になる』とか書いてもらえば、楽にダイエットできそう」という意見も見られました。

 3部のラスボス・DIOが操る「ザ・ワールド」も、欲しいスタンドとして多く名があがっていました。『ジョジョ』のなかでも屈指の有名スタンドで、能力を発動すると時間が停止し、周囲の物体は動かなくなり、「ザ・ワールド」の使い手だけが自由に行動できるようになります。この「時間停止能力」に魅力を感じている人が多いようで、ネット上には「電車の扉が閉まりそうな時に『ザ・ワールド』を使いたい」「ハエや蚊が近くを飛んでる時こそ『ザ・ワールド』が役に立つ」と、日常生活で使えたらどうするか考える人が多くいました。また、3部主人公・空条承太郎の「スタープラチナ」も同じ時間停止能力を持っていますが、「『スタープラチナ』は覚醒しても5秒が限度だから、10秒近く止めれて射程距離も10メートルある『ザ・ワールド』の方がいい」と、「ザ・ワールド」に人気の軍配が上がっています。

 その他、「収納に便利」と人気なブチャラティの「スティッキー・フィンガーズ」や、「事故やトラブルを予期し、時間を消し飛ばして避けられる」と考える人が多いディアボロの「キング・クリムゾン」、「実質何でも掘り出せるのでは」と妄想が膨らむヴェルサスの「アンダー・ワールド」、「調査に便利すぎるだけじゃなくて、色々助けてくれるし最強」という意見も多かった広瀬康穂の「ペイズリー・パーク」なども話題になっていました。

 作中では凶悪な使われ方をしていたスタンドでも、「日常でこう使いたい」と平和利用を妄想する人が多かったのが面白い点です。平和利用という点ではもちろん、4部主人公・仗助の修復&回復能力「クレイジー・ダイヤモンド」や、体のパーツまで作れて自分のケガも治せる5部主人公・ジョルノの「ゴールド・エクスペリエンス」も一定の支持を集めていました。

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