長野辰次の記事一覧
長野辰次
フリーライター。映画、アニメ、小説、マンガなどのレビューや作家インタビューを中心に、「キネマ旬報」「映画秘宝」などに執筆。現在公開中の『八犬伝』(キノフィルムズ配給)の劇場パンフレットなどにもレビューを寄稿している。
-
企画書一枚でアニメ『ドラえもん』を救った男 「高畑勲」の隠れた功績とは?
2025.07.06スタジオジブリ作品のネット配信としては国内初となる、『火垂るの墓』のNetflixでの配信が2025年7月15日から始まります。戦時下の生活をリアルに描いた演出は、高畑勲監督ならではのものとなっています。作品にはクレジットされていない、高畑監督のアニメ界での業績を振り返ります。
-
『スケバン刑事』の和田慎二先生 急逝から14年 惜しまれる『傀儡師リン』などの未完作
2025.07.05斉藤由貴さん、南野陽子さん、浅香唯さんらの主演作として実写ドラマ化された『スケバン刑事』は、1980年代に大ブームを呼びました。原作者・和田慎二氏は『スケバン刑事』以外にも『ピグマリオ』がTVアニメ化されていますが、未完のままの作品も多く残されています。和田慎二氏の漫画界での功績を振り返ります。
-
『海がきこえる』ヒロインは宮崎駿を怒らせた? アニメ版と原作で微妙に異なる「里伽子」の言動
2025.06.27氷室冴子さんの原作小説を、『魔女の宅急便』のキャラクターデザインを手掛けた近藤勝也氏をはじめとする「スタジオジブリ若手制作集団」がアニメ化した『海がきこえる』は、ファンから長く愛され続けています。原作とアニメ版では違いがあるものの、どちらも魅力的な作品となっています。
-
『スケバン刑事』の結末はドラマと原作でかなり違う? 「麻宮サキ」の最期が衝撃だった
2025.06.15「花とゆめ」で連載された『スケバン刑事』は、少女マンガとは思えないハードなアクションやサスペンス設定で人気を呼びました。実写化もされ、1980年代には大ブームとなりました。一方、主人公である麻宮サキが、原作ではどんな結末を迎えたのかはあまり知られてはいません。読者を唖然とさせた『スケバン刑事』の最終回とは?
-
「昭和100年」に読みたい未完の名作マンガ 「幻」となった結末に挑んだ作品も?
2025.04.29昭和時代の人気マンガは、スケールの大きな作品が多かったことが特筆されます。あまりにも話が壮大過ぎて、未完のままとなった作品も少なくありません。GW中にじっくりと読み返したい巨匠漫画家たちの代表作を取り上げ、幻となってしまった最終回について考察します。
-
「破壊衝動」にあふれていた昭和の特撮 「国会議事堂」崩壊で拍手喝采も?
2025.04.27特撮映画や特撮ドラマでは、怪獣がミニチュアの街を破壊するシーンに、子供たちが歓声をあげました。子供たちの「破壊衝動」をくすぐるものが、昭和時代の特撮には多かったように思います。苦労してミニチュアを作り上げた製作者に聞くと「壊されないと、逆にがっかりする」とのことでした。特撮における破壊シーンについて振り返ります。
-
3月30日は『宇宙戦艦ヤマト』最終回の放映日 ヤマトが救おうとしたのは「地球」ではなかった?
2025.03.301974年10月~75年3月に全26話が放映されたTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』は、「テレビまんが」から「アニメーション」へと進化を遂げた記念碑的な作品でした。Amazon Primeビデオで配信が始まるなど、今も多くのファンから愛され続けています。そんな『宇宙戦艦ヤマト』が企画された背景を探ります。
-
押井守監督が描いた現代の「二・二六事件」? 『パトレイバー』の人気回「二課の一番長い日」
2025.02.26オリジナルビデオアニメ『機動警察パトレイバー』の人気エピソード「二課の一番長い日」は、日本史における重大な事件をモチーフにした物語です。自衛隊がクーデターを起こすという未曾有の事態に対し、「特車二課」の後藤隊長はどのように対応したのでしょうか?
-
手塚治虫原作『アポロの歌』が深夜ドラマ化 「黒手塚」の実写化は時代が求めている?
2025.02.18ヒューマニズムあふれる作風のマンガで人気を博した手塚治虫先生ですが、人間の愚かさや業の深さをえぐり出した「黒手塚」と称される作品が、近年は再評価されています。ハードな内容ながら、「黒手塚」はテーマ的に古びることがなく、監督や俳優にとっては挑みがいのある作品です。「黒手塚」の実写化は時代が求めているのかもしれません。
-
『翔んで埼玉』を大ヒットさせた「GACKT伝説」 1日1食、炭水化物なしのヤバすぎるストイックさ
2025.02.08お正月の人気番組『芸能人格付けチェック!』(テレビ朝日系)でも人気のGACKTさんですが、テレビに出演するのは「年間5本」と決めているとのこと。自身の希少価値を高めることで、ブランド力を高めているわけです。独自の美学を持つGACKTさんにまつわる、さまざまな伝説を紹介します。