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LINEマンガ連載『義家族に執着されています』「幸と不幸」の激しい落差、続きが気になりすぎる [PR]

オリジナルマンガ作品がたくさん楽しめる「LINEマンガ」のなかでも、『義実家に執着されています』は、重いストーリーなのにどこか安心して楽しめる要素もある、不思議な魅力を放つ作品です。「死の未来」を回避するため、主人公は不穏なうわさが絶えない大公と契約結婚しますが、作中では嫁ぎ先の人びとに溺愛される未来も描かれていて……?

ほのぼのなプロローグから一転。この先の展開が気になってしょうがない!

LINEマンガオリジナル連載『義実家に執着されています』

 LINEマンガで連載中の『義実家に執着されています』は、西洋を思わせる社交界を舞台に、自分の「死の未来」を回避するために奔走する主人公、ペレシャティの物語です。彼女は父の死後、遺された遺産と愛すべき家族や恋人を大切に守り生きていこうと決意します。しかしその守ろうとした家族と恋人によって、遺産を目的に命を奪われてしまうのです。

 その瞬間、彼女はなぜか自分が死ぬ少し前の過去に戻ります。なぜ自分は生きているのかと困惑する彼女ですが、すぐにやってくる未来を回避するため、ある家に嫁いで自分の死を回避しようとします。彼女が選んだのは、冷酷ないわくつきの噂が漂うラピレオン大公家の現当主、テルデオ・ラピレオン大公でした。

契約結婚の申し出をするペレシャティを冷たくあしらうテルデオだったが、ある出来事がきっかけで「結婚」へ踏みきることに

 ペレシャティは自分が死から蘇った事実に困惑しますが、それ以上に読む側が困惑させられます。『義家族に執着されています』は、まず最初に「プロローグ」があり、続いて「1話」から連載が始まりますが、プロローグのほのぼのした雰囲気と、1話冒頭からの暗い雰囲気に大きなギャップがあるからです。

 プロローグで、夫のテルデオはペレシャティを溺愛しているかのごとく、抱きしめて離しません。ほかの大公家の人間も、彼女のことを愛してやまない様子。ところが、本編での彼らは笑顔ひとつ見せず、初対面からペレシャティに冷たく当たります。

「ある日私は愛する家族に殺された―。」の言葉から始まる「作品紹介」を読んだ読者は、このプロローグとの落差には驚くはず。筆者もまさにそのひとりで、1話から続く長い長い闇のトンネルに、「いつこの幸せそうな展開が訪れるの?」とヤキモキさせられます。

主人公が「死」を回避するために立ち回るという緊迫感が続くなか、絶妙なタイミングで挿入されるギャグシーンも読む側を楽しませてくれる

 余談ですが、韓国発のドラマやアニメ、映画作品には、ストーリーの序盤で主人公が徹底的に辛い境遇を経験する……という展開がよく見られます。そして、終盤の数話で一気に主人公が苦境をひっくり返し、幸せな未来を勝ち取ります。観ている側は、最後の最後でもたらされるカタルシスに、ものすごい爽快感を味わえるのです。

『義実家に執着されています』は、まさにそんな作品なのかもしれません。筆者のなかでは、プロローグでの義実家との仲睦まじい(?)雰囲気を知っている安心感と、「早くほのぼの展開を見せて!」という祈りの叫びが交互に去来していました。気づいたら、最新話まで一気に読み進めてしまいました。

 プロローグと本編とのギャップ、登場人物たちの辛い境遇が続くストーリーは、もしかすると賛否が分かれるかもしれません。それでも、いや、それだからこそ、早く次の展開が読みたい! という気持ちにさせられるのでしょう。

(サトートモロー)

(C)seungu・Han Yoon seol/LINE Digital Frontier

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【画像】嫁ぎ先の家族に愛される「ほのぼの展開」から一転? 不穏な描写が続く物語にハラハラ(8枚)

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