手塚治虫の記事一覧
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手塚治虫が描いた戦争奇譚『アドルフに告ぐ』 環境に応じて「擬態」する人間たちの悲劇
2023.08.15「マンガの神さま」手塚治虫氏の代表作『アドルフに告ぐ』が、1983年に「週刊文春」で連載が始まって40年を迎えました。ナチスドイツ独裁政権を築いたアドルフ・ヒトラーと同じ名前を持つ若者たちが、数奇な運命をたどる物語です。終戦記念日のこの機会に、戦争がもたらす不条理さを描き出した『アドルフに告ぐ』を再読してみるのはいかがでしょうか。
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『キングダム』大ヒットの裏に『SLAM DUNK』作者の助言が! 漫画家の「美しき師弟関係」
2023.06.21ヒット作を生み出した漫画家のなかには、別の漫画家のアシスタントとして下積みを経験した人もいます。あの『キングダム』の作者・原泰久先生もそのひとりでした。今回は原先生をはじめ、漫画家の師弟関係に光を当てていきます。
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「手塚治虫 版画展」京阪百貨店守口店にて開催 TVアニメ『鉄腕アトム』60周年記念し
2023.05.10京阪百貨店守口店にて「手塚治虫 版画展」が催されます。TVアニメ『鉄腕アトム』の放送60周年を記念してのもので、「鉄腕アトム」のほか「リボンの騎士」「ブラック・ジャック」などキャラクターの版画が展示販売されます。
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「幻の大作」と呼ばれた実写版『火の鳥』 若山富三郎、草刈正雄ら豪華俳優が共演
2023.05.031978年に全国公開された市川崑監督の『火の鳥』は、豪華キャストを擁した話題作でした。巨匠・手塚治虫先生がライフワークとして描き続けた、『火の鳥』の初めての映画化作品です。公開当時の興収はいまひとつでしたが、名優たちの演技には目を見張るものがあります。続編として企画された『火の鳥2772 愛のコスモゾーン』も併せて紹介します。
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自分の原作なら「改変」も思いのまま? 天才漫画家たちがアニメ監督をした「結果」とは
2023.03.31爆発的なヒットを記録している『THE FIRST SLAM DUNK』は原作者の井上雄彦先生が自ら監督を務め、大胆なストーリーの改変を行ったことで話題になりました。では、自作の監督を務めた漫画家は、ほかにどのような人がいるのでしょうか?
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ロボットが感情を持つとどうなる? 43年前に手塚治虫が描いた映画『火の鳥2772』
2023.01.14マンガのなかで、未来の首都高を描いたり、大地震、テロ、令和のパンデミックまで予言していたとも言われる手塚治虫先生。映画『火の鳥2772愛のコスモゾーン』も、近い未来に起こりうる問題を予言しているのでしょうか。
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手塚治虫が執拗に描いた「戦争」の真理 「一度傾いた流れは止められない」?
2022.12.08手塚治虫先生の作品といえば、その内容が未来の世界を「予言」していると言われるものも多くあります。今回はそんな手塚作品から「戦争」をテーマにした名エピソードを紹介。「戦争」の先には果たしてどんな「末路」が待っているのか……現在、私たちが暮らす現実の世界も不安定な情勢が続くなか考えさせられる作品ばかりです。
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手塚治虫の名作『ブッダ』に登場する名言 「いじめ・差別・死」…現代にも通じる真理?
2021.12.20『火の鳥』や『ブラックジャック』など、数多くの名作がある手塚治虫作品のなかでも、特に「生きることの意味」や「死との向き合い方」が色濃く描かれたのが『ブッダ』です。悟りを開くためにあらゆる苦行や苦悩に立ち向かう主人公・シッダルタ(ブッダ)の名言をご紹介します。
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『ブラック・ジャック』の奇跡的手術4選! もしかすると実現の日は近い?
2021.10.19天才外科医ブラック・ジャックが起こす神業的手術と、それを取り巻く人間ドラマが描かれた伝説のマンガ『ブラック・ジャック』。連載されたのは1973年から78年までですが、いま読んでもその緻密な描写と発想は圧倒的です! そんな『ブラック・ジャック』の手術のなかでも絶大なインパクトを残した奇跡の手術のエピソードを紹介します。
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レジェンド脚本家・辻真先氏が語る、国民的アニメの「第1話」たち
2021.08.251963年に、日本初のTVアニメ『鉄腕アトム』(手塚治虫原作)が放映されて今年で58年。同年放映の『エイトマン』(平井和正・桑田次郎原作)を皮切りに、脚本家の辻 真先さんは多くのアニメ作品に携わってきました。辻さんが90歳を目前に控えたこの夏、新たな著書の刊行を記念して、これまで手掛けた脚本についてお聞きします。