細田守の記事一覧
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『時をかける少女』昭と真琴の「その後」は? 名セリフ「未来で待ってる」に込められた真意
2023.07.07『時をかける少女』の物語終盤、千昭は真琴に「未来で待ってる」と言い残し、彼女の前から姿を消しました。同シーンは作中屈指の名場面としても知られていますが、ふたりの状況から考えると、彼のセリフは矛盾しているようにも思えます。はたして千昭はどのような想いで「未来で待ってる」と伝えたのでしょうか。
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細田守さんが当初監督予定だったジブリ作とは? 降板を「後悔」も、体験を反映した一作も
2023.06.222004年に公開されたスタジオジブリのアニメーション映画『ハウルの動く城』は、『時をかける少女』や『サマーウォーズ』の監督として有名な細田守さんが監督する予定だったことをご存知でしょうか。細田さんの降板や、その後の監督作品についてご紹介します。
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なぜ細田守は、主人公役に「専業声優」を起用しない? 演技力以外に求めるものとは
2022.09.23細田守監督による『竜とそばかすの姫』が、日本テレビ系『金曜ロードショー』で9月23日に地上波初放送。本作は主人公すず役にシンガーソングライターの中村佳穂さんを起用したことでも話題を呼びました。このように細田監督作品では声優未経験な俳優さんがキャスティングされることは珍しくありません。細田監督は声優に何を求めているのでしょうか?
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『竜とそばかすの姫』は意見の異なる人と一緒に観ることで完成する? 「金ロー」で初放映
2022.07.08細田守監督の大ヒット作『竜とそばかすの姫』が、「金曜ロードショー」で初放映されます。家族みんなで楽しめる映画を標榜している細田監督だけに、いろんな世代が視聴する「金ロー」と細田作品は相性がいいようです。もしも、自分が主人公だったらどうするか? いろんな人と意見を交わすことで、細田作品はより理解が深まるのではないでしょうか。
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「金ロー」で『時をかける少女』放映 失敗を繰り返す「細田ヒロイン」の原点
2022.07.01「金曜ロードショー」の夏といえば、細田守監督の劇場アニメが「スタジオジブリ」作品と並んで定番となっています。細田作品=夏のイメージが確立したのが、2006年に公開された『時をかける少女』です。最新作『竜とそばかす姫』など、他の細田作品とも共通する主人公&ヒロイン像について掘り下げてみます。
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興収50億が目前『竜とそばかすの姫』 若者の共感を集めるのは「新時代のフェス像」?
2021.08.19細田守監督の新作アニメ『竜とそばかすの姫』が大ヒットしています。内気な性格の女子高生が、インターネットの世界で歌を披露し、人気者になっていくというストーリーです。主人公・すず役をミュージシャンの中村佳穂さん、親友役を「YOASOBI」の幾田りらさんが演じるなど、音楽ファンにとっても見逃せない作品となっています。
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新海誠はアダルトゲームのOPを作ってた? レジェンドアニメーターたちの知られざる仕事
2021.08.13新海誠氏、細田守氏、宮崎駿氏と言えば、数々のアニメ映画を手掛けるレジェンド的存在。そんな彼らが、若手時代にこなしていた知られざる仕事を紹介します。なかには意外な場所で才能を発揮していた方も……。
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今週「金ロー」はアニメ『おおかみこども』 子供だけでなく、親の成長も描く
2021.07.01今週の「金曜ロードーショー」は、細田守監督の大ヒット作『おおかみこどもの雨と雪』です。家族の成長を巧みに描き、細田監督の作家性が高く評価されています。主人公が待ち合わせ場所にした国立市の喫茶&洋菓子店「白十字」は移転・改築が決まっており、街の景観を記録した作品にもなっています。
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【金ロー】『サマーウォーズ』に細田監督が込めた『ハウルの動く城』への「返歌」とは
2019.07.19劇場公開から10年が経った『サマーウォーズ』ですが、高校生の健二がわずか3日間で目覚ましく成長する青春映画としてエバーグリーンな輝きを放っています。細田守監督の代表作である『サマーウォーズ』には、かつて細田氏が監督し、途中降板させられたスタジオジブリの『ハウルの動く城』に通ずる、監督の思いが込められていたのです。
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細田守監督が『未来のミライ』の裏側で描いた「生と死」の季節とは
2019.07.12細田守監督のアニメ映画『未来のミライ』(2018年)が日本テレビ系でノーカット初放送されます。4歳児のくんちゃんを主人公にしたユニークな作品で、くんちゃんの暮らす家には壁がない構造になっているなど、細田監督のこだわりを感じさせる内容です。繰り返し見るとさらに興味深い、重要キャラクターの設定を解説します。