【漫画】ロリータ服が大好き…でも「似合わない」自信がない女子の背中を押したのは?
クラシックなロリータ服が大好きだけど、「かわいくない自分には似合わない」と着るのをあきらめている女子高生。ある日ロリータ服の絵を描いていると、同じクラスのロリータ大好きな美人に見つかってしまい……。すあまさんのマンガに大きな反響が集まっています。
「自分の好きな服を着てみよう」と思える、素敵な物語
幼い頃からロリータ服が大好きだった女子高生・りん。しかし物心ついた頃から「かわいくない自分には似合わない」と着るのをあきらめていました。ある日ロリータ服の絵を描いていると、同じクラスのロリータ大好きな美人・芹那に見つかってしまい……。
すあまさん(@SuamaUMUM3)による創作マンガ『憧れに、袖を。』がTwitterで公開されました。本作はマンガアプリ「マンガワン」およびWebコミックサイト「裏サンデー」の新・月例賞受賞作。ファッションに憧れる女の子たちが輝くさまを描いた物語に、読者から「いい話」「泣いた」「服って変われる」「好きなものを好きと言うのは勇気がいる」「友達っていいな」などの声があがりました。
作者のすあまさんに、お話を聞きました。
ーーすあまさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
美術系の学校へ通い始めたことがきっかけです。私の通ってる学校の課題はマンガが多いので、課題に取り組むうちにマンガを描く楽しさを知りました。
ーー『憧れに、袖を。』のお話はどのようにして生まれましたか?
私は明るく前向きな話を考えるのがとても苦手で、今まで一度も描いたことはありませんでした。『憧れに、袖を。』はその練習として描いたお話です。ストーリーが好き勝手できない代わりに、描いて楽しいものにしよう! と考えたらロリータマンガになっていました。
ーー作中に出てくるたくさんのロリータファッションが細部まで丁寧に描かれていて、とても素敵です。すあまさん自身ロリータがお好きなのでしょうか? また、ファッションに対する思いなどがあればお聞かせ下さい。
服の描写を褒めていただけてとてもうれしいです。もちろんロリータ大好きです(笑)。ただ、りんのように着る勇気が持てず、眺めるだけになっちゃってますね。正直絵を描くのに支障が出ない服であればいいかなーと思ってます。ですが『憧れに、袖を。』を投稿したことがきっかけで、かわいい服を着てみようかな、という意識が芽生えてきましたね。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
どの感想も楽しく見させていただいているのですが、「着物を着たい」「レトロな服を着たい」「パンク系の服を着たい」といった感想が印象に残っていますね。その人が好きな服を身にまとう様子を想像するだけでワクワクしちゃいます。それに、ロリータじゃなくても好きな服を着たい思いは同じなんだと、分かっていましたが改めて知ることができて良かったです。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
これからもTwitterでマンガやイラストを投稿し続けたいと考えています。『憧れに、袖を。』のような話かは正直分かりません。自分の好きなものを思うがままに描き、見てもらえたら幸せだなと思っています。
(マグミクス編集部)