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『ワンピース』フラグ立ち過ぎなのに「仲間にならなかった」キャラ 最終章で活躍する?

連載開始から25年を迎えた『ONE PIECE』には、1000人を超えるキャラクターが登場しています。敵・味方を問わず熱烈なファンを持つキャラがたくさんいる一方、ルフィが率いる「麦わらの一味」に加入している仲間は2022年10月時点でたったの「9人」。ただ、物語の途中には読者から「仲間になるに違いない!」と思われていたキャラも少なくありません。その代表的なキャラと、「もし仲間になっていたら今も活躍できていたのか」と考察しました。

一味入りしなかった3人、「10人目」に期待?

船を降りても仲間ネフェルタリ・ビビ。画像は「ONE PIECE Log Collection “VIVI”」DVD (C)avex
船を降りても仲間ネフェルタリ・ビビ。画像は「ONE PIECE Log Collection “VIVI”」DVD (C)avex

 張り巡らされた伏線、ド派手な戦闘シーン、緻密な背景描写など、『ONE PIECE(ワンピース)』が25年間、ずっと人気であり続ける理由は数え切れないほどあります。そのなかでもさまざまな性格・ビジュアル・背景を持った魅力的なキャラクターが、躍動するように引き込まれる読者は多いのではないでしょうか。味方、敵、第三勢力などキャラクターの立場は異なりますが、ルフィが率いる「麦わらの一味」のメンバーはやっぱり特別。今でも「誰が仲間になるのか」と読者の関心を集め続けています。

 この記事では、連載当時は期待値が高かったのに意外と仲間にならなかったキャラを紹介します。

※この記事では、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。

●ネフェルタリ・ビビ

 ネフェルタリ・ビビは、リトルガーデン〜アラバスタまで乗船していた王女様。「ドラム王国編」では、島民に対して激情に駆られるルフィを叱責するなど重要な役割を担っていました。麦わら海賊団の船に乗っていないだけで作中外問わず、「今も仲間」という扱いを受けている筆頭キャラではないでしょうか。

 とはいえ、「アラバスタ王国編」に突入する時点では、本当に船を降りる展開を信じ切れていないファンもたくさんいたようです。ただ、だからこそ最後の別れのシーンは大長編の『ONE PIECE』でも屈指の名シーンとして語られているのでしょう。

 一方、ビビは若干16歳でフロンティアエージェントになりMr.7ペアを撃破した実績があり、ゾロからも「強い女」と言われているとはいえ、特別な戦闘能力や武器は所有していません。本人としても少し黒歴史っぽい「魅惑のメマーイダンス」だけでは、現在のインフレ展開についていくのは厳しいのではないでしょうか。

 ただ、ビビは後述するキャラと比べてもかなり特別扱いされており、船から降りた後もたびたび登場し、2022年10月現在では「失踪中」となっています。ラスボス候補の「イム様」に拉致されている可能性もあり、最終章のヒロインになると考察する人も少なくありません。どのような形になるかわかりませんが、今後、ビビとルフィたちが再会して「再び船に乗る」展開も十分にあるのではないでしょうか。

●ベンサム(Mr.2ボンクレー)

 Mr.2ボンクレーことベンサムも「アラバスタ編」、「インペルダウン編」と株を上げ続けたキャラクターです。「インペルダウン編」では、長年、仲間になると予想され続けていたジンベエが側にいたものの、彼もしくは彼女がインペルダウン脱出後に仲間になる展開を熱望していたファンも少なからずいたようです。

 マネマネの実の能力は戦闘面で使用することはありませんが、アラバスタでの暗躍や海軍を何度も欺くなど現時点でも実用的であり、使い方の可能性は無限大。ただ、かえって便利すぎるためストーリー展開が難しくなるかもしれません。物語的には、船員よりも計3回も命を賭してルフィや麦わらの一味を助けた「友」としての立ち位置がベストなのではないでしょうか。

●ペロ―ナ

「スリラーバーク編」で登場したペローナは、世界規模で行われた人気キャラ投票「ONE PIECE WORLD TOP 100」で船員のフランキーよりも上位となる24位になったキャラクターです。登場回数や見せ場はビビ(21位)やベンサム(20位)よりも少ないことを考えると、大健闘しているキャラで、その分、熱狂的なファンも多いです。

 特にシッケアール王国でゾロと同居生活を続けたことから、ミホークを含めたなんとも言えない関係性に惹かれた人が多いようです。マンガだけでなく、ワンピースヒロイン達を描いた短編集『ONE PIECE novel HEROINES』では、その日々が掘り下げられており、あのゾロがペローナとは信頼関係を築いている様子もうかがえるので、仲間になった後の麦わら海賊団の船のうえでのやりとりが気になりますね。

 彼女の技の「ネガティブホロウ」は相手を極度のネガティブ思考に陥らせる能力で、大量の敵を戦闘不能にさせることも可能。大規模戦闘が多い、現在の展開にはうってつけの能力といえるでしょう。ただ、ペローナは父親代わりのモリアを気にかけ続けているので、現実的には麦わら海賊団に乗り換わる展開は難しいかもしれません。

(もっとグッド)

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