『ドラゴンボール』18号はクリリンに「告白」していた？　ツンデレ場面が話題

18号のツンデレが炸裂した名場面は？

『ドラゴンボール』に登場するカップルとして今もなお人気が高いのが、クリリンと人造人間18号です。「人造人間・セル編」で出会ったふたりが、数年後には結婚していたことについて、当時は「いつの間に！？」と、多くの人が驚きました。今回は18号の「ツンデレ」がたまらないと話題の、ふたりの馴れ初めを振り返ってみましょう。

　悟空を倒すためドクター・ゲロに生み出された人造人間18号は、16号や17号とともに敵としてクリリンの前に立ちはだかります。立ち向かったベジータたちを倒した18号たちでしたが、彼女は去り際に「じゃあね」といって怯えるクリリンの頬にキスをします。驚くクリリンの前から飛び去っていった18号でしたが、このことでクリリンは18号を意識するようになるのでした。

　その後クリリンは、18号を倒す絶好のチャンスを自らの意思でふいにします。ブルマが作った18号の緊急停止装置を破壊し、18号を助けようとするのです。18号は「なぜだ…！？　なぜ　そいつをこわした！？　チャンスだったはずだろ…」とびっくりしていました。

　また、完全体を求めたセルに吸収されていた18号が、吐き出された時のことです。クリリンは皆の前で、18号をかばう様子を見せています。さらに、神龍が呼び出されたことに気付き物陰から様子をうかがっていた18号は、クリリンが神龍に17号と18号の体のなかにある爆弾を取り除いて欲しいと願うのを聞いていました。そして、実際に自身の体内に仕込まれた爆弾がなくなっていることに気付くのです。

　その後。クリリンが「17号は18号の恋人なのではないか？」と勘違いしていることを知った18号は物陰から飛び出し、「バーカ！」「17号とわたしはふたごの姉弟だ！」「だからってその気になるなよ！！」「爆弾のことだって感謝なんかしてないからな！！」「タコ！！」と言い放ちます。そして「またな」といって飛び去っていくのでした。

　それから数年後になぜか結婚に至っているふたりですが、その間に結婚式やプロポーズなどの描写はありません。「DRAGON BALL大全集 7」によると、鳥山明先生は「真面目で純朴なタイプのクリリンに、だんだんと惹かれていったというストーリーが頭の中で出来上がっていたが、恋愛描写が苦手なため省いた」と語っています。しかし、この省略によって、ファンの妄想がしやすいカップルになったとも言えるでしょう。

　また、「セル編」の別れ際に18号が残した前述の言葉が、「実質プロポーズでしょ」「『あのふたり恋人だよね……？』からの『姉弟だよ！』は気がある証拠」「『フリー』だって言っちゃってるよね」と、「ツンデレすぎる」とネット上で話題になっていました。