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直営ショップに「USJ」…東京五輪に向け、「マリオ」はいっそう飛躍する?

渋谷パルコにオープンした任天堂の公式グッズショップ「ニンテンドートウキョウ」は外国人観光客で賑わい、ユニバーサルスタジオジャパンでは新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」がオープン予定です。キャラクタービジネスの側面も強い任天堂だからこそ、東京五輪は海外に向けたアピールの好機でもあるようです。

東京五輪でさらに飛躍する「マリオ」

2019年11月、渋谷パルコにオープンした「ニンテンドートウキョウ」。混雑時は入場に整理券が配布されることも (C)Nintendo
2019年11月、渋谷パルコにオープンした「ニンテンドートウキョウ」。混雑時は入場に整理券が配布されることも (C)Nintendo

 2019年11月、東京・渋谷にオープンした、任天堂グッズの直営販売店「ニンテンドートウキョウ」は、海外から訪れた観光客などで連日盛況となっています。2020年1月には、ユニバーサルスタジオジャパンが東京五輪の開催までに新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」を誕生させることを明らかにしました。

 これらの施設はもちろん、2020年7月24日(金)に開幕する東京五輪に向けて、外国人観光客への効果も期待される取り組みと考えて間違いはないでしょう。観光客にとってみれば、日本でしか買えないグッズや、最新テクノロジーを駆使したマリオの世界などは、一度は訪れてみたい場所として魅力的に感じられます。

 特筆すべき点は、ターゲットを既存のゲームファンのみに定めていないところにあります。幅広いグッズやテーマパークなど、コンテンツへの入り口をたくさん用意することで、新たなユーザーを獲得したり、一度ゲームを卒業してしまったファンを引き戻したりするきっかけも生み出されるからです。

 近年は、任天堂と各社の共同開発でスマートフォンアプリ『マリオカート ツアー』や、『ドクターマリオ ワールド』などをリリースし、家庭用ゲーム機などを持っていない層も「マリオ」で遊べる環境を整えています。キャラクタービジネスとしての側面も強い任天堂のコンテンツにとって、日本のポップカルチャーの魅力もアピールできる東京五輪はこれ以上ない好機になるでしょう。

 2016年のリオデジャネイロ五輪閉会式で「リオから東京へ」の引き継ぎセレモニーが行われ、日本を代表するキャラクターとして「マリオ」が注目を集めました。東京五輪の盛り上げ役として期待が寄せられる「マリオ」にとって、2020年の夏はさらなる飛躍の機会となりそうです。

(マグミクス編集部)

【画像】期待せざるを得ない!USJの「マリオ」アトラクション(5枚)

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