パチンコ・パチスロでもフィーバーした名作 異分野で人気を掴む魅力とは 絵柄も重要?
名作と呼ばれるアニメ、マンガは、その分野だけにとどまらず、CMやTVゲームなどさまざまな世界に進出しています。そのなかでもパチンコ・パチスロの分野では、液晶画面のなかで繰り広げられる派手な演出や、オリジナルシーンなど独自の進化を遂げて、大人気となった作品も少なくありません。
インパクト絶大なキャラと豊富な名シーン
名作と呼ばれるアニメ、マンガは、完結後もCMやTVゲームなど、さまざまな分野にも進出しています。そのなかでもパチンコやパチスロの分野では、液晶画面のなかで繰り広げられる派手な演出や、オリジナルシーンなど独自の進化も遂げて人気となっています。なかには、パチンコから原作ファンになった人も多くいると言われるくらいです。なぜこれらの名作はパチンコ・パチスロ界でも、大フィーバーするのでしょうか。
●画面映えする必殺技が多い『北斗の拳』
まずは、時代を超えて愛される名作『北斗の拳』です。人気がなければすぐにホールから消えてしまう機種も多いなか、現在も次々と新しい機種が登場する超人気ブランドとなっています。その理由を考えると……もともと原作ファンが多いのももちろんですが、作品に登場するキャラたちのインパクトの強さや、繰り出される技の派手さなどが、パチンコ・パチスロとの相性の良さに繋がっていると思われます。
現在のパチンコは「台の液晶画面内でケンシロウが戦いに勝利すれば、大当たりが確定する」など、リーチから大当たりまでの演出でいかに盛り上がりを出せるかに力を入れたものが多くなっています。その意味で『北斗の拳』は、ケンシロウの「北斗百裂拳」やラオウの「剛掌波」など、各キャラクターが大小さまざまな技を持っているため、それだけで画面映えするのです。さらにユーザー目線では「いまケンシロウが強い技を使ったということは勝てる(大当たりの)可能性が高い」と予想もできるなど、演出の過程でも最後までドキドキを味わうことができるようになっています。
また原作に名シーンも多いため、過去のスロット作品では、20連チャン以上すればラオウの「昇天シーン」が見られるなど、ユーザーの興奮した心とマッチするような巧みで熱い演出もありました。
●パチンコでも傾く『花の慶次』
続いては、同じく原哲夫先生作品の『花の慶次』です。こちらも魅力的なキャラだらけで、主人公の前田慶次を筆頭に、豊臣秀吉、上杉謙信、真田幸村など戦国の世を駆け抜けた名将たちがズラリ。合戦のシーンにも華があります。
また液晶内のストーリー演出でも、暴れ馬・松風の登場や捨丸・岩兵衛との共闘など、原作マンガで慶次が見せた派手な名シーンを活かしていることも特徴です。特に慶次が金のキセルをトーントーンと鳴らす名シーンは、パチンコ内でも激アツな状態を示す「キセル予告」として有名となり、TVのバラエティ番組でそれをパロディにしているものもありました。また前田慶次の「いくさ人」「傾奇者」としての漢の生きざまが、ギャンブルに挑むユーザーの心にシンパシーを与えているのも人気の理由かもしれません。