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令和じゃアウト? 『キン肉マン』の「トラウマ不可避」なグロ描写集

現代のマンガにおいて残虐描写はオブラートに包まれて表現されていることが多いです。しかし、昭和に一大ブームとなった『キン肉マン』においては、読者の我々も「おお……」と言葉を失うようなグロい表現が描かれることがありました。今回はそのような『キン肉マン』のトラウマ不可避の残虐描写を振り返ります。

子供にトラウマ植え付けた?

父をラーメンにされたが、意識不明になったラーメンマンの車いすを押すことになるブロッケンJr. 『キン肉マン』(3) [DVD](東映)
父をラーメンにされたが、意識不明になったラーメンマンの車いすを押すことになるブロッケンJr. 『キン肉マン』(3) [DVD](東映)

 かつて一大ブームを巻き起こしたマンガ『キン肉マン』。プロレスを題材にしているということもあり、残虐な描写が多くありました。ファンであった読者でさえも「おお……」と、言葉を失う表現も。今回は、令和の今じゃ無理そうな『キン肉マン』のトラウマ不可避のグロ描写を振り返ります。

●ラーメンマンがブロッケンマンをラーメンに……

 超人オリンピックでラーメンマンは、残虐超人という触れ込みでブロッケンマンと対戦します。ラーメンマンが足払いでブロッケンマンを倒すと、口の中につま先を突っ込みグリグリとダンス。そしてブロッケンマンにキャメルクラッチを決めると、そのまま力尽くで胴体を真っふたつにちぎりました。

 マンガではこのような凄惨な結末でしたが、アニメだと残酷過ぎると配慮されたのか、描写が変わります。ブロッケンマンの肉体はちぎれはしないものの、背骨を折られ無力化。その後、力をなくした肉体でラーメンとして精製されました。子供心に「人間はラーメンになるのか……」と信じてしまい、大きな衝撃でトラウマになりました。

 その後、正義超人側で戦うことになるラーメンマン。「キン肉星王位争奪編」では、キン肉マンチームとしてゼブラチームのモーターマンと対戦。スタンディングのキャメルクラッチを決めると、モーターマンを悪夢再びで真っふたつにしました。これを見たゼブラでさえ「悪魔の強さだ」と漏らしていました。

●肉体バラバラの結末

 戦いのなかで、もしくはとばっちりで体をバラバラにされ、読者を恐怖であ然とさせることもあります。たとえば、世界超人タッグ選手権でイワオとタッグを組んだキン骨マンが作ったブラック・シャドウ。スカル・ボーズとデビル・マジシャンにまず両腕をもぎ取られます。そして足四の字と首四の字をかけられたブラック・シャドウは首と足もバラバラにされてしまいました。

 続いては「7人の悪魔超人編」で、挑戦を渋るキン肉マンに対し、見せしめとしてバッファローマンがミート君をハリケーンミキサー。ミート君の身体は首、四肢とバラバラになってしまいました。

 さらにこの「7人の悪魔超人編」では、ウルフマンと戦うスプリングマンがデビル・トムボーイという技を敢行。ウルフマンの肉体をジリジリ締め付け、肉片が飛び散るほど粉々にしました。

 ミート君の件では流血のような決定的な残虐さはないものの、ブラック・シャドウの腕がもがれる際は血が吹き出ますし、ウルフマンの際は彼の断末魔もあいまって、震える恐怖を感じます。

【画像】なんで! バラバラにされた超人が生き返る超展開もあった『キン肉マン』(5枚)

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