令和じゃアウト? 『キン肉マン』の「トラウマ不可避」なグロ描写集
ウォーズマンの残虐性に隠された秘密とは…
](https://magmix.jp/wp-content/uploads/2022/12/221124-kinnikuzangyaku-02-212x300.jpg)
●強敵・凶悪な超人のなか、モブ超人でさえもトラウマを植え付ける
「7人の悪魔超人編」で、ブロッケンJr.と戦ったミスターカーメンが「ミイラパッケージ」でレフェリーをカリッカリのミイラにしたのもむごいですし、「キン肉星王位争奪編」でマンモスマンがゴーレムマンの首を引きちぎりマットを鮮血で染めたのも凄惨なシーンでした。
上記のような強敵として登場した超人の荒ぶるファイトはわかりますが、モブ超人のベンキマンでさえ非道さを見せます。超人オリンピックでキン肉マンと戦ったキングコブラは頭が炎上。消火するためのベンキマンに助けを求めると、ためらいなく無言でキングコブラをベンキに流し込みました。後にキン肉マンに敗れたベンキマン、これまでベンキに流した超人が蘇りましたが、キングコブラの姿はなく、彼の残忍さを感じられる描写でした。
●残虐の頂点・ウォーズマン ……それには生い立ちに理由が!?
なかでもひいてしまうほどの残虐さを見せたのがウォーズマン。とくに初期は子供心でも「こりゃマズい……」と思わせるラフファイトでした。超人オリンピックでのティーパックマン戦では、最初はティーパックをさんざん打たせる舐めプのあと、隙をみてスクリュードライバーで胸を貫き勝利。しかも顔であるカップを引きちぎり、中のティーをゴクゴク飲むパフォーマンス。
そして次戦のペンタゴンには、翼を引きちぎったうえ、デコにベアークローを刺し、そのまま股間まで一直線に振り下ろしマットを血の海にしました。
さらにこの大会では残虐ファイトは止まりません。ラーメンマンを相手にこめかみにスクリュードライバーを叩き込み、この先ずっと引きずることになる後遺症を負わせました。
と、肩を持つ余地がないほど非道な超人・ウォーズマンですが、その生い立ちは同情せずにはいられません。超人でもロボットでもないロボ超人として生まれた彼は、少年期、ぬの袋のようなものを被り生活。酷いいじめにもあっていたようで「毎日が地獄だった」と述懐。そこで出会ったのが格闘技で、「強いものが絶対」という世界のなかでラフファイトも辞さずとなったようです。
また、実は残虐性を見せるのはリングの上だけで、転んだ少年に手を差し伸べたり、サインに応じたり、転倒した女性に対しムチをふるおうとしたバラクーダを止めたりと、良い奴ではありました。
その証拠に、再起不能かと思われていたティーパックマン、ペンタゴンは大会終了後にコメントを寄せているので、致命傷は与えていなかったことからもうかがえます。
上記のようにエグい描写が散見された『キン肉マン』。「残虐超人」「悪魔超人」など、超絶ラフファイトを行うことで読者にヘイトを膨らませ、正義超人が晴らすという爽快感が、このマンガの魅力のひとつでした。
(南城与右衛門)



