ヒロイン見てる場合じゃねぇ 説明書なしで「詰んじゃった」ゲーム
どんなTVゲームにも「説明書」はつきものですが、「読まない派」のユーザーは多くいます。また、RPGなどの村人のヒントを聞かない人もいます。筆者も「他人の助言」に目を向けないユーザーのひとりで、それゆえ、ゲーム開始早々詰んでしまうこともしばしばありました。今回はそういったゲームの思い出を紹介します
かわいい女の子が見たいのに、ゲームシステムに引っ張られて集中できない

ゲームをプレイする際、「説明書」を読まない派のユーザーは多くいます。また、RPGなどの村人のヒントを聞かない人もおり、筆者もそのひとりでした。このような「他人の助言」に目を向けない姿勢がゆえ、ゲーム開始早々どうにもならなくなることもしばしばあります。そんな、詰んでしまったゲームの思い出を紹介します。
●女の子のかわいさを堪能できずに詰んでしまう『NOeL NOT DiGITAL』
PlayStation期の恋愛シミュレーションゲーム『NOeL NOT DiGITAL』は、画期的であった一方で、序盤から行き詰まる要素があるゲームでした。
女の子とのTV電話のやり取りで進行していくのですが、時限式で会話のネタボールが登場し、それをキャッチしてキープします。そして、そのボールをタイミングよく投げ会話をふるのですが、タイミングを逃せば無視されますし、興味がなければ「ええとね~」などと、あからさまにつまらなそうな態度をとられるのです。
システムとしては斬新だったのですが、ボールを時間内にキャッチしなければいけない上に、キープしたボールの選択にも意識をとられてしまうため、ボールにばかりに目がいき、肝心の女の子のかわいさを堪能できず、会話もうまく運べず、早々に詰んでしまいます。
上述の退屈そうな態度には、少なからずリアルにショックを受けたもので、「会話が上手じゃないと女の子に飽きられるのだな……」という、リアルなトラウマを植え付けられました。ゲームを超え、一部のプレイヤーの日常でも、女子へのなにがしかの消極性をもたらした作品だったのではないでしょうか。
●必殺技の出し方が分からない……『キン肉マン キン肉星王位争奪戦』
『キン肉マン キン肉星王位争奪戦』は、リアルな頭身のキャラがかっこいいアクションゲームで、原作『キン肉マン』ファンは真っ先に飛びついた作品でした。
横スクロールで、ザコ相手にはパンチやキックで倒していき、各ステージの終盤のボス戦になると打撃に加え、必殺技でダメージを与えていきます。ただ、そのタイミングがとてもシビアでした。
まず、ボスを上空へ放り投げて自分もジャンプ、空中でキャッチし必殺技を繰り出さなければいけないのですが、このタイミングが難しく、よく空振りします。
「キン肉ドライバー」「ロビンスペシャル」が見たいのに、ただ敵を放り投げるだけで終わり、必殺技が見られずじまいになることもありました。そして、諦めてパンチ、キックで応戦するという醍醐味無視のプレイスタイルで臨んだものです。
のちに説明書を読んでみるのの、タイミングは言語化されておらず、各人のゲーム偏差値によるものなので、筆者はエンディングを見ることなく萎えてしまいました。
●序盤の詰みといえば『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』のサマルトリア王子
ファミコン期の「ドラゴンクエスト」シリーズで、序盤で詰む部分といえば、『ドラクエII』の「サマルトリア王子」の捜索ではないでしょうか。
主人公が彼に会いにサマルトリアを訪れると、洞窟、「ローレシア」、サマルトリアの順にたらいまわしにされ、イライラがつのります。結局見付からず、「王子がウロウロすんなよ!」と怒り、ゲーム進行もままならないため、詰みです。
いたずらに虚無のレベル上げをせざるを得ないなか、王子は「リリザ」の宿屋にぽつんといるのでした……。そして彼は「いやー さがしましたよ」とのんきな一言を放ち、イライラを逆なでしてきます。
どんなゲームにせよ、他人の説明はよく聞いた方がよいのがゲームの基本ですね。
※『NOeL NOT DiGITAL』の「e」は、実際は「e」にダイアクリティカルマーク(発音区別符号)の「¨」を付けたものが正式
(南城与右衛門)
