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「ボエ~」が最強武器に? ファミコン「IIコンマイク」キャラと一致した神ギミック

ちょっとした裏技やお遊び要素の多かった、ファミコン「IIコンのマイク」を使ったギミックのなかに、キャラクターの設定と見事に一致した「納得の使われ方」がありました。

「叫ぶ理由」がちゃんとあったゲームの話

1986年2月21日発売 ファミリーコンピュータディスクシステム『ゼルダの伝説』(任天堂)
1986年2月21日発売 ファミリーコンピュータディスクシステム『ゼルダの伝説』(任天堂)

 おなじみファミコンの「IIコントローラー」、通称「IIコン」にはマイクが搭載されており、「あの網はほぼ飾りで、実は左上の穴だけがマイク」「実は一定以上の音量の音を検知できるだけ」といったトリビアも広く知られていることでしょう。

 音声認識とは程遠いシンプルなものであり、たとえば裏技の発動に「ハド●ーーン」と叫ぶ必要はなく息を吹きかけるだけでもOKだったことは、「後で知ってほんのちょっとですがショックでした」という当時のお子様の声も聞かれます。とはいえ、「IIコンのマイク」といえば、さまざまな裏技やギミックに彩られ、ワクワクさせてくれるものだったことは確かでしょう。

 そのゲーム内でのギミックにも、「なぜここでマイクなのか」に、ちゃんとした答えが用意されていたタイトルもありました。たとえば『たけしの挑戦状』(1986年、タイトー)におけるカラオケシーンは、(十字キーとボタン操作による代替措置があるとはいえ)攻略に必須だったこともあり、広く知られるものでしょう。

 そうした「理由のある使われ方」のひとつとして挙げたいのが、任天堂が発売した初代『ゼルダの伝説』(1986年)に登場する「ポルスボイス」というモンスターへの「攻撃」です。大きな耳が特徴で高い防御力を持つこの敵は、通常の攻撃ではなかなかダメージを与えられません。ところがIIコンのマイクに向かって叫ぶと、一瞬で全滅させることができました。

「大きな耳を持つ魔物が、大きな音に弱い」という設定の一致です。ゲーム内に一応、ヒントらしきものはありますが、タイミング的に別の敵キャラの攻略ヒントと混同しやすく、また「IIコンのマイク」にたどり着くのはちょっとした発想の飛躍が必要といえるでしょう。それだけに、知って試してみたとき、あまりにあっさり全滅させられることへの驚きは格別だったのではないでしょうか。

 もうひとつ挙げたいのが、「ジャイアン」の「歌声」です。

 ハドソンが1986年に発売した『ドラえもん』は、「ドラえもん」を操作して「開拓編」「魔境編」「海底編」の3つのステージをクリアしていくアクションゲームで、「ジャイアン」が仲間にいるときにIIコンのマイクへ約3秒間叫ぶと、画面上の敵を一掃できる仕掛けがありました。

「ジャイアン」といえば「ジャイアンリサイタル」、その歌声が「ボエ~」であることは広く知られています。(よく言えば)自分の歌声で周囲を圧倒する、というキャラクターの個性が、そのままゲームの仕掛けになっており、単なるギミックではなく、IIコンのマイクという機能がキャラクターと直結していました。

 このように、IIコンのマイクを使う理由がキャラクターの設定のなかにちゃんとあった、という事例は、実のところ稀なものといえるでしょう。40年前のゲームの、ちょっとしたギミックのひとつがこうして語り継がれているのも、その辺りに理由があるのではないでしょうか。

(マグミクス編集部 ゲーム担当)

【画像3枚】え、マジだった…「穴はほぼ飾り」な「IIコンのマイク」をよーく見る

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マグミクス編集部 ゲーム担当

80年代のファミコンブームから、90年代「プレステ vs サターン」のゲームハード競争時代までをリアルタイムで体験しています。懐かしの名作から、Nintendo Switch 2や PlayStation 5などの最新事情まで、幅広く取り上げてわかりやすくお伝えします。

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