前作の無双はどこへ…? ファンが驚愕した「理不尽な弱体化」4選
ゲームのシリーズ作品において恒例となっているのが「主人公の強さリセット」です。前作ラストで最強状態だったはずのキャラクターが、続編では最弱に……。分かってはいるものの、なかにはその理由があまりにも強引なケースも少なくありません。
開いた口が塞がらない「主人公弱体化」の背景

前作で世界を救ったはずなのに、なぜか続編では丸腰、レベル1、所持金ゼロ、必殺技も忘却済み……。ゲームファンなら誰もが経験する「恒例行事」ですが、なかにはクスリと笑ってしまうような強引すぎるリセットも少なくありません。今回は思わずツッコまずにはいられない、「続編の主人公弱体化」事例を振り返ります。
●「かわいいから許す」では済まされない『ロックマンDASH2』の衝撃告白
「ロックマンDASH」シリーズは、広大なマップを探索できる「フリーランニングRPG」です。集めたアイテムやゼニーでメカニックのロール・キャスケットに「特殊武器」を開発してもらう、そんなプロセスが醍醐味でした。
しかし続編の『ロックマンDASH2 エピソード2 大いなる遺産』では、例によって集めた装備がリセットされています。そこでロールから、「ごめんね、ロックの装備、全部売っちゃった」という衝撃的なひと言が飛び出すのです。
理由は拠点となる「フラッター号」の改造費ということですが、「そんなバカな!」と驚きを隠せなかったプレイヤーも多かったでしょう。
●突貫工事で性能ダウン!?『ロックマンX6』のファルコンアーマー
「ロックマンX」シリーズでも、「特殊武器」や「アーマー」のリセットが恒例ですが、『X5』と『X6』では前作の「アーマー」が一部続投するようになりました。ただ、性能は前よりかなり弱体化されていたのです。
例えば『X5』でファルコンアーマーは、空中ダッシュや滞空能力に優れていました。ところが『X6』では、オペレーターのエイリアが緊急事態につき「急いで復活」させたため、ダッシュ機能などが不完全な状態で登場します。
エイリアは謎の多いエックスを一部解析できる優秀なキャラクターでした。そんな彼女でも中途半端にしか復活させられなかった事情を思えば仕方ないことだったのかもしれません。とはいえ、その弱体化ぶりは多くのプレイヤーに現実の厳しさを叩きつけました。
●理不尽すぎた『メダロット4』の教育的リセット
「メダロット」シリーズといえば、「メダロット」を育成・カスタマイズして戦わせるRPGです。こちらも新作が出るたびに何かと理由をつけてリセットされるのですが、そのなかでも『メダロット4』の理由は特に印象的でした。
なんと担任の先生「ヤミクモ リュウコ」の教育方針により、長年一緒にいたパートナー1体を残して「メダロッチ」のデータをすべて取り上げられてしまいます。「教育のため」とはいえ、プレイヤーからすれば驚きと落胆の展開です。
ただ、作品テーマである「メダロットとメダロッターの絆」を問い直すための設定として世界観との整合性が保たれているため、最後までプレイした人は納得できる展開だったのではないでしょうか?
●「舐めプ」と物議を醸した『メトロイド Other M』の制限
そして一風変わった理由で弱体化されていたのが『メトロイド Other M』です。シリーズでは、サムス・アランの象徴である「パワードスーツ」が破壊されたり強引に剥がされたりという「没収イベント」がお約束でした。
ところが本作では、スーツを含む各種装備が整った状態でスタートするものの、上官のアダム・マルコビッチが彼女の過剰な火力を懸念し、許可が出るまで使用制限が設けられてしまうのです。
百歩譲って火器の制限は理解できますが、高熱地帯で「バリア機能」が解放されない仕様に首を傾げたプレイヤーも多いはず。「舐めプ」でもあり「縛りプレイ」でもある、そんな新感覚を味わえた作品でした。
ゲームバランスのために避けられない「主人公リセット」。その理由が強引であればあるほど、逆にファンの記憶に強く残り、愛されるネタとして語り継がれていくのかもしれません。
(ハララ書房)
