「第1話で退場したはずが…」続編ないアニメの“衝撃の急展開”とは? 「ウソでしょ」「覚悟が必要」
アニメが最終回を迎えてから早数年……。続編の発表がいまだにない作品たちは、その後どのような展開を迎えているのでしょうか? なかにはアニメの印象からは想像もつかない、衝撃的な展開が待ち受けているケースもあります。
アニメの「その後」がむしろ本番?

続編を待ち続けているうちに、気付けば5年、10年と時間が過ぎていたーーそんな経験は、アニメファンなら誰しも覚えがあるのではないでしょうか? しかも、そうした作品ほど思いもよらない展開が待ち受けています。そこで本稿では、続編がなかなか来ない人気アニメの「意外なその後」をご紹介しましょう。
※この記事では『がっこうぐらし!』『無能なナナ』『妖狐×僕SS』の未映像部分に触れています。ネタバレにご注意ください。
まず注目したいのが、2015年にアニメ化された『がっこうぐらし!』(原作:海法紀光[ニトロプラス]、作画:千葉サドル)です。学校に寝泊まりする「学園生活部」が織りなすほのぼの日常系に見せかけて、実は文明崩壊後の世界を生き抜くゾンビ×サバイバルホラーというギャップで話題になりました。
アニメ版は主人公「丈槍由紀(ゆき)」たちの籠城生活を描き、「巡ヶ丘学院高校」を脱出したところで幕を閉じます。原作マンガではここから「聖イシドロス大学」を舞台とする通称「大学編」が展開されますが、その過程で彼女たちにはさまざまな変化が訪れました。
なかでも印象的なのが、みんなのまとめ役だった「若狭悠里(りーさん)」です。学校脱出後の彼女は精神的な危うさを増していき、幻影を見たり、死んだはずの人間がいるかのように振る舞ったりと、異常な行動を見せ始めます。その姿は、かつてのゆきを思わせるものでした。
逆に危うさを抱えていたゆきは正気を取り戻し、頼もしさを増していくなど、ふたりの立場は完全に逆転します。ゆきの変化は救いとして受け取れる一方で、壊れていくりーさんの姿には胸を締めつけられた人も多いでしょう。
2020年にアニメ化された『無能なナナ』(原作:るーすぼーい、作画:古屋庵)も、「その後」で驚きの展開が待っているタイトルのひとつです。本作といえば、主人公と思われていた「中島ナナオ」が第1話で退場してしまう、いわゆる「主人公詐欺」作品として知られています。
実は原作マンガでは、のちに「ナナオ」にまつわる衝撃的な事実が明らかになります。物語としてもここから二転三転し、先の読めない展開が続いていくだけに、続編の音沙汰がない状況に惜しむ声があがるのも無理はありません。
2012年にアニメ化された『妖狐×僕SS』(作:藤原ここあ)も、今回のトピックにおいて欠かせない作品です。妖怪の「先祖返り」たちと、彼らを守る「SS(シークレットサービス)」の主従関係を描いた物語は、完結から10年以上が経過した現在でも根強い人気を誇っています。
アニメ版はヒロイン「白鬼院凜々蝶(しらきいん りりちよ)」とSS「御狐神双熾(みけつかみ そうし)」の関係性を軸に、住人たちとのコミカルなやりとりが描かれました。シリアスな背景をほのめかしつつも、視聴者の多くには「主従マンションラブコメディー」として受け止められていたでしょう。しかし物語が大きく動き出すのは、むしろアニメの「その後」からです。
端的にいえば、ここから一気にシリアスな展開へと転じ、メインキャラクターのなかには命を落とす者まで現れます。アニメの印象からは想像しにくい壮大な物語となり、本作が「名作」と称される理由も見えてきますが、ラブコメとして楽しんでいた人ほど、その先を追うには覚悟が求められるかもしれません。
誰もが衝撃を受けたアニメの「その先」は、ぜひ自身の目で確かめてみてください。
(ハララ書房)