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「麦わらの一味」ロビンの正体に考察が飛び交う 異名「悪魔の子」の意味とは?

『ONE PIECE』にて、ワノ国でブラックマリアと戦うロビンが、「デモニオフルール」という新技を披露しました。悪魔のような姿となったロビンに関して、ネット上では「『悪魔の子』って実は悪魔族だったということか?」などの予想が広がっています。

ロビンの新技披露で深まる「悪魔の子」の謎

ニコ・ロビンがパッケージに描かれた『ONE PIECE Log Collection “NICO・ROBIN”』DVD(エイベックス・ピクチャーズ)
ニコ・ロビンがパッケージに描かれた『ONE PIECE Log Collection “NICO・ROBIN”』DVD(エイベックス・ピクチャーズ)

 人気マンガ『ONE PIECE』は「週刊少年ジャンプ」本誌で最終章に入り、怒涛の展開を見せています。毎週いろんな考察が盛り上がっていますが、一部で少し前の「ワノ国編」でブラックマリアと戦うニコ・ロビンが披露した、「デモニオフルール(悪魔咲き)」という技が話題となっています。

 ※この記事では『ONE PIECE』の単行本未収録、未アニメ化の内容を含みます。ご了承の上、お読みください。

「デモニオフルール」の技を放つときのロビンには黒い角や翼が生え、まるで悪魔のようです。ロビンは「歴史の本文(ポーネグリフ)」を解読できるため、世界政府によって危険人物として扱われていました。また、そのロビンの異名が「悪魔の子」であったことから、ネット上では「『悪魔族』的なものが存在しているのか?」「母親のニコ・オルビアが『悪魔』だったとか?」などの考察が飛び交っていました。

 麦わらの一味がバラバラになっている最中に、「ナマクラ島」の貧困の国「ハラヘッターニャ」を訪れたブルックが「悪魔召喚の儀式」をおこなう人びとと遭遇していることも、「『ONE PIECE』の世界には悪魔が存在する」という説を強化しているようです。

 ロビンに関しては、その幼少期の体験の悲惨さを思い出す人も多いでしょう。幼い頃に世界政府からの「バスターコール」によって、母親やオハラの大切な仲間を失った過去があり、ルフィたちと出会ったばかりの頃はいつも一歩引いているようなイメージでした。しかし「エニエス・ロビー編」後は仲間としての意識が芽生えていき、麦わらの一味が2年間バラバラになった際にも「誰かの為に強くなりたいなんて考えたこともなかった……!!」と、その思いをあらわにしています。

 今回ロビンが「デモニオフルール」を使用したのも、仲間のサンジに助けを求められたからでした。サンジが自分を頼ってくれたことに対して、ロビンは「頼ってくれてありがとう 嬉しかったわ」と答えています。さらに、「(仲間のためなら)悪魔にだってなるわ」とも発現していることから、ネット上では「ロビンの仲間を思う強い気持ちを『具現化』したものではないか」といった意見も上がっていました。

 また「デモニオフルール(悪魔咲き)」という新技で、改めて「悪魔」に注目が集まったことで、「悪魔が存在していて悪魔の実に関係しているのか?」「悪魔の実のルーツが解明される予感」という声も上がっていたのですが……1069話にて、Dr.ベガパンクが衝撃の発言をします。

 なんと、「悪魔の実とは、誰かが望んだ『人の進化』の『可能性』」だというのです。悪魔の実の能力は「こんな姿になりたい」という「未来の願望」が能力として顕現したもので、ベガパンクは能力者を「誰かが思い描いたいくつもの異次元を生きる者達」と表現しました。

 上記の内容はあくまでもベガパンクの見解として語られていますが、ロビンの「デモニオフルール」はたしかに、彼女が望んだ「人の進化」「異次元」ととらえることができます。ロビンのさらなる進化、その他のキャラの「異次元の姿」に関しても、「楽しみ過ぎる」「チョッパーがさらに進化したりするのかな」と、注目が集まっているようです。

(マグミクス編集部)

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