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まさかの瞬殺!ガンダム作品の残酷すぎた惨敗シーン3選「新型機が無惨な姿に」

歴史あるガンダム作品には、いろんなカタチのMS戦が描かれています。なかには“蹂躙”“瞬殺”と言えるような一方的な結果になることも……。そこで今回は視聴者の心に残る、宇宙世紀のガンダム作品に登場する伝説的な敗北シーンをピックアップしてご紹介します。

視聴者の胸に刺さる敗北シーン!

伝説の敗北シーン「コンスコン強襲」が収録されたDVD版「機動戦士ガンダム 第9巻」(バンダイビジュアル)
伝説の敗北シーン「コンスコン強襲」が収録されたDVD版「機動戦士ガンダム 第9巻」(バンダイビジュアル)

 モビルスーツ同士の白熱したバトルシーンは、ガンダム作品の華。戦争を中心に描かれたストーリーだけに、勝敗の行方は重要な部分です。

 当然、勝利した陣営が注目を集めがちですが、ときには記憶に残るような敗北シーンも存在します。筆者の場合、あまりの一方的な敗戦や、残酷に感じてしまうような無惨な負けっぷりも忘れられません。敗因もさまざまで、そのあたりを考えるうちに敗者サイドに感情移入してしまうことも珍しくないのです。

 そこで今回は宇宙世紀のガンダム作品のなかで、圧巻のワンサイドゲームとなった忘れられないバトルをご紹介します。

●戦った相手が悪過ぎた!?

『機動戦士ガンダム』の第33話では、連邦のホワイトベース隊とジオンのコンスコンの艦隊が激突します。コンスコンはホワイトベースの動きをいち早くキャッチし、先手を取ることに成功しました。

 このときホワイトベースが出した戦力はガンダムとガンキャノン、そして2機のGファイターの計4機。一方、コンスコンは容赦なく12機のリック・ドムを差し向けます。最初から3倍の戦力で当たった点からも、コンスコンは敵を甘く見ていなかったと思われます

 しかし、戦況は想像もしないワンサイドゲームに。この頃、ニュータイプに覚醒しつつあったアムロ・レイが鬼神の如き活躍を見せ、9機のドムを次々と撃破。カイ、スレッガー、セイラも1機ずつ落とし、リック・ドムの部隊は瞬く間に全滅します。

 この報を聞いたコンスコンは椅子に崩れ落ち、「12機のリック・ドムが全滅……? 3分もたたずにか?」とつぶやいたシーンはあまりにも有名です。

 コンスコンは敵を先に捕捉し、万全を期して余裕を持った戦力を送り込みながら、たった3分で壊滅。これは指揮官であるコンスコンが判断を見誤ったというより、アムロというニュータイプが化け物過ぎたが故に起こった悲劇と言えるでしょう。

●旧型機の無惨な敗北シーン

 映画『機動戦士ガンダムF91』の冒頭では、クロスボーン・バンガードのモビルスーツ隊が平和なコロニー「フロンティアIV」に突如侵攻。主人公シーブック・アノーらも参加していた学園祭の最中、目の前で激しいMS戦が繰り広げられます。

 連邦軍のジェガンAタイプ(R型)は、クロスボーン・バンガードの機体を相手に抵抗しますが、ジェガンは『逆襲のシャア』で初登場してから30年以上経過した機体。その最上位機であるR型すら、クロスボーン・バンガードの量産機デナン・ゲーに圧倒されてしまいます。

 衝撃的だったのは、そのあまりにも無惨なやられっぷり。ビーム・ライフルを回避したデナン・ゲーは、ジェガンに蹴りを炸裂。そのときに宙を舞ったジェガンの頭部がなんとも物悲しく、往年の名量産機の終焉を感じさせられるシーンでした。

 ただ、連邦のMS隊が一方的に蹂躙されたのは、機体性能以上にパイロットの練度と士気の差も大きかったのかもしれません。

【画像】作中で惨敗したけど「ビジュアルは100点」なMSを見る(5枚)

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