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グロいけど映像化して欲しいマンガ4選 アニメ化されたら「もはや革命」「トラウマ確実」

マンガのなかでも根強い人気のジャンルが「ホラー」や「サスペンス」です。しかし、原作は人気で読者からアニメ化を期待されていても、残虐なシーンなどがあり、アニメ化が決定しない作品も少なくないようです。

アニメは無理そうだけど実写ならアリ?

著:佐藤健太郎『魔法少女・オブ・ジ・エンド』第1巻(秋田書店)
著:佐藤健太郎『魔法少女・オブ・ジ・エンド』第1巻(秋田書店)

 マンガには、さまざまなジャンルが存在しており、そのなかの一角を担うのが「ホラー」や「サスペンス」です。このジャンルは高い人気があるものの、なかには血が飛び散ったり内臓が散乱したりするものもあり、アニメ化に至らない作品も多いです。この記事では、アニメ版を見たいけれど、残念ながら可能性は低そうな、トラウマもののマンガをご紹介します。

 まず紹介したい作品は、『魔法少女・オブ・ジ・エンド』(著:佐藤健太郎)です。この作品は、ゴスロリを身にまとう謎の少女が、「まじかる」とつぶやきながら人を惨殺していくお話です。「魔法少女」という言葉の意味をくつがえす、と騒がれたほどの作品で、物語開始直後にとりあえず1クラス分の学生が一瞬で殺されてしまいます。あまりにも多くの人が亡くなっていくため、「『パニックホラー』作品のなかでも突き抜けてグロい」という読者もいるほどです。

 もちろん、スプラッタ的要素だけではなく、読み進めていくうちに感じる、物語の奥深さも魅力のひとつです。読者からも「絶望からの大逆転が最高」「いろんな意味で過激(笑)」など、ストーリーも込みで最高、という声があがっています。アニメ化するには、過激すぎる内容ですが、魔法少女たちの動く様子を見てみたい気もします。

 続いての作品は『食糧人類-Starving Anonymous-』(原作:蔵石ユウ、マンガ:イナベカズ)を紹介します。この作品は、人間が食糧として加工、出荷されている工場内で、新たな食物連鎖から生き残ろうとする物語です。この作品は、人を食糧(モノ)として扱っている従業員の様子に、言葉では言い表せないほどの恐怖をおぼえます。また、工場を支配している巨大生物のまがまがしさに、鳥肌が止まらなくなってしまう作品です。

 読者からは「グロ×いままでにない切り口が新しい」「アンバランスな世界観にゾクゾクする」と、ありそうでなかった絶妙なリアル感に魅力を感じる声があがっています。もしアニメ化されるなら、巨大生物の気味悪さがいかに再現されるのか、注目したいです。

 最後は『パンプキンナイト』(原作:外薗昌也、マンガ:谷口世磨)です。この作品は、過激ないじめによって顔を失った女子高生が、パンプキンマスクをかぶり、加害者たちに報復していく物語です。この作品の魅力は、一切容赦のない残虐な拷問シーンでしょう。第1話から描かれる、脳みそや眼球をくり抜く描写は「パニックホラー」作品を好む読者も衝撃を受けたようです。

 読者からは「深夜に読めない作品No.1だね」「食欲失せるからダイエットにもおすすめ」という声があがっており、グロテスクなジャンルが好きな読者にも「やばい」と言わしめています。おそらく、アニメ化されたとしても確実に年齢制限をかけなければならないほど、残虐なシーンのオンパレードでしょう。しかし、それでも映像で見たい、というファンは少なくないようです。

 また、グロテスクな要素はほとんどないものの、読者にトラウマを植え付けるという点では、ずば抜けている『おやすみプンプン』(著:浅野いにお)も、どのようにアニメ化されるのか気になります。『おやすみプンプン』は、シンプルでかわいささえ感じるイラストと、そこから想像もできないほどの「鬱要素」が読者の心に突き刺さる作品です。

 上記3作品と比べると残酷なシーンは少なめですが、違う意味でアニメ化されにくそう、と言われています。浅野いにお先生独特の世界観をアニメで再現するのは、かなり至難の業ではないでしょうか?

 どの作品も秀逸なストーリーでファンも多いですが、アニメとして放送するには難しそうな作品ばかりです。しかし、こういったジャンルが好きな読者にも希望の光が見えてきました。なぜなら、上記の作品に負けないくらい「グロ要素」が詰まっている『神様の言うとおり』(原作:金城宗幸、マンガ:藤村緋二)や『シグナル100』(原作:宮月新、マンガ:近藤しぐれ)が、実写版として映像化されたからです。

また、最近は「Netflix」や「DMM TV」のような動画配信サービスも充実してきました。地上波放送は厳しい作品が、今後は動画配信サービスのオリジナル作品としてアニメ化されるようになるかもしれません。

(マグミクス編集部)

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