『タイガーマスク』の「現実ではありえない」ヤバすぎレスラーたち 「男根にしか見えない」
アニメ『タイガーマスク』には現実のプロレスでは許されない敵キャラが登場していました。今回はタイガーマスクと実際に戦った、過激なヒールレスラーを紹介します。
タイガーマスク自体もヤバかった?
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現実のプロレスにも登場し、今なお人気を博している『タイガーマスク』。同作品には、リアルなプロレスではありえない敵が多数登場していることをご存知でしょうか。
まず紹介する敵はピラニアン。緑色の鱗で覆われた全身と魚類の顔は、まさにピラニアそのものです。水中の戦いを得意とするレスラーで、屋外プール中央に設置されたリングでタイガーマスクと対戦。ピラニアンから執拗に噛み付かれたタイガーマスクは、ピラニアの大群が潜んでいるプールに落ちてしまい血だらけになってしまいました。
一方ピラニアンは身体に特殊な薬を塗っていたため、ピラニアのひしめく水なかでも無傷でいられます。しかし最後はタイガーマスクに薬を落とされ、プールに投げ込まれた挙句ピラニアの餌食に。むごたらしい敗北を期しました。
続いてはミスター・ノー。目と鼻、口がなく、首がニョロっと長いのっぺらぼうのような見た目です。首元にアルファベットのNOとも読める無数の穴が空いていて、不気味さをいっそう際立たせています。
そんなミスター・ノーと対戦したタイガーマスクは首に集中攻撃を仕掛け、なんと頭をもぎ取って掲げて高笑い。実はミスター・ノーの正体は着ぐるみだったというオチなのですが、首から頭までが長くツルツルした様子が「男根にしか見えない」と、ネット上で物議を醸してしまう敵キャラクターでした。
ちなみにアニメ版での最後の試合でマスクが剥がれてしまったタイガーマスクは、金的攻撃やリングの下にあった机で頭を攻撃するなどの反則行為を連発。「黄色い悪魔」と呼ばれ米国マット界を荒らしていたときの本性をさらけ出してしまい、敵であるタイガー・ザ・グレートをボコボコにしてしまいます。
その姿にスーパーヒーローの面影はなく、観客席はシーンと静まり返るほど。さすがに「こんな終わり方はひどすぎ」「あんたが一番プロレスラーとしてありえないわ」とネットでも賛否の声が寄せられる事態に発展しました。
終わり方には意見が分かれるところではありますが、孤児院の借金を肩代わりしていたことなど心優しい面も見逃せないタイガーマスク。後々のプロレス界に多大な影響を与え、多くの人を魅了した作品であることは間違いないでしょう。
(LUIS FIELD)