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『魔女の宅急便』キキはトンボと結婚した? アニメ勢は知らない「その後」の展開

1989年の映像化から、34年の時を経ても色褪せない名作『魔女の宅急便』。映画では13歳のキキが成長し独り立ちする姿まででしたが、原作小説では彼女のその後が描かれていました。大人になったキキは、いったいどんな成長を遂げたのでしょうか?

成長したキキは、その後の人生をどう歩んでいった?

キキとトンボの仲睦まじい様子が写る『魔女の宅急便』場面写真  (C)2005-2022 STUDIO GHIBLI Inc.
キキとトンボの仲睦まじい様子が写る『魔女の宅急便』場面写真  (C)2005-2022 STUDIO GHIBLI Inc.

 ジブリ作品のなかでも高い人気を誇る『魔女の宅急便』は、何度見ても心が温まる不朽の名作です。作中、キキが魔法を使えなくなってしまう困難を乗り越え、クライマックスでは力を取り戻します。飛行船の事故からトンボを助けたキキは一躍街のヒーローとなり、物語は完結したかのように見えました。

 ところが映像化されていない、キキが35歳を迎えるまでの「その後の人生」が描かれていることをご存じでしょうか。

 同作品には、角野栄子さんの児童文学『魔女の宅急便』という原作が存在します。全6巻のうち、スタジオジブリでアニメ化されたのは2巻まで。3巻では映画版の3年後が描かれており、16歳になったキキは同じ街で配達の仕事を続けています。

 一方、トンボは遠い街の学校へ進学することとなり、ふたりは文通を開始。キキはトンボに恋心を寄せていたものの、トンボは大好きな昆虫に夢中で、キキのことはそっちのけです。

 遠距離のためなかなか会うこともできず、進展しない片想いに不安な気持ちを募らせていくキキ。そんなキキが20歳を迎えた時、ドレスデザイナーのサヤオという男性に出会います。彼が作る美しいドレスに魅了されたキキでしたが、そこで気づいたのは変わらないトンボへの愛。新しい男に惑わされることなく、キキはサヤオに「自分の結婚式にはドレスを作ってね」と告げるのでした。

 その後長年の片想いが実を結び、キキは22歳でトンボと結婚に至ります。最終巻ではそれから13年後が描かれており、なんとふたりは双子に恵まれていました。

 姉のニニと弟のトトは13歳となり、ニニは魔女として一人前になるべく修行に出るか葛藤中。トトは魔女に興味を示していたものの、男の子であるため魔女にはなれず不満を募らせているようです。母となったキキは、かつて自分が両親からされたのと同様に、我が子の選ぶ道を応援し送り出す立場となっていました。

 SNSではオリジナル作のファンはもちろん、映画版のみを見ていた人からも「魔女の宅急便なら続きを見たい」と、続編を望む声がいくつも寄せられています。また、原作を読了している人のなかには「6巻のエピソードまで再現してほしい」という声も。その一方で「映画で続編が描かれないからこそ、余韻に浸れる部分もあるよね」と、原作ではなく映画版のその後を妄想して楽しむファンもいるようです。

 修行を経て一人前の魔女となったキキが恋愛をして大人になり、頼もしい母になるまでを描いた原作『魔女の宅急便』。いつかアニメで続編が描かれる時は、きっと今以上にキキのことが好きになるかもしれませんね。

(LUIS FIELD)

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