ポケモン『ルビー・サファイア』 進化するバトルの基礎を作った「2つの要素」とは
2019年11月発売予定のニンテンドーSwitch用ソフト「ポケットモンスター ソード・シールド」で新しくバトルに導入される「ダイマックス(キョダイマックス)」の発表は、ファンにとって衝撃的なニュースでしたが、現在のポケモンバトルの基礎は、2002年の『ルビー・サファイア』で築かれていると考えることができます。
バトルの「やりこみ度」強めた2つの要素
ニンテンドーSwitch用ソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』の発売日(2019年11月15日)が近づき、新しく登場するポケモンたちの情報が注目を集める一方、歴代シリーズにおいて「ポケモンバトル」を突き詰めて来たファンを中心に、新作で採用される「ダイマックス(キョダイマックス)」システムが今後の戦略にどう影響を及ぼすのか、大きな関心が寄せられています。
いまやポケモンの世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス(ポケモンWCS)」まで開催される「ポケモン」シリーズですが、ゲームにおけるポケモンバトルの魅力はどこにあるのでしょうか。
ターン制のポケモンバトルは、単に場に出されたポケモンの強さのみが雌雄を決するわけではありません。相手の繰り出してくるポケモンや技を読み合う頭脳、そして運や勘までもが複合的にからんでバトルが展開されていきます。
“虫取りの楽しさ”を堪能する「ポケットモンスター」シリーズにおいて、バトルの戦略性をより高め、現在のポケモンバトルの基礎を築いた作品が、2002年に発売されたゲームボーイアドバンス用ソフト『ポケットモンスター ルビー・サファイア』(以下:ポケモンRS)です。
同作以降、ポケモンごとに「せいかく」や「とくせい」などの新要素が加わり、またポケモンに持たせることのできる道具の幅が広くなりました。
これらの改良により、同じポケモンであっても戦いの“型”の幅が広がり、戦略性が複雑化したことはもちろん、ゲームのクリア後も楽しみ続ける“やり込み要素”としての側面も強まりました。
以降、シリーズ作の発表とともに、「メガシンカ」、「Z技」システムなどがポケモンバトルの戦況を大きく左右してきましたが、この2つの要素は最新作では廃止されることが明らかになっています。
11月15日に発売される『ソード・シールド』で登場する「ダイマックス」システムは、ポケモンバトルにどのような“進化”をもたらすのか? といった視点でも注目を集めそうです。
(マグミクス編集部)