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映画『窓ぎわのトットちゃん』校長先生に役所広司さん ほか主要キャスト情報公開

アニメ映画『窓ぎわのトットちゃん』について、校長先生役の役所広司さんをはじめ、重要な役どころとなるキャラクターのキャスト情報が公開されました。役所さんの奥さんは、その校長先生(小林先生)とご縁があったそうです。

トットちゃんをとりまく重要キャラのキャスト発表

左から役所広司さん(校長先生)、小栗旬さん(パパ)、杏さん(ママ)、滝沢カレンさん(大石先生)
左から役所広司さん(校長先生)、小栗旬さん(パパ)、杏さん(ママ)、滝沢カレンさん(大石先生)

 2023年12月8日(金)の公開を控えるアニメ映画『窓ぎわのトットちゃん』について、主人公のトットちゃんを取り巻く重要キャラクターのキャスト情報が公開されました。黒柳徹子さんの自伝的小説を原作とするアニメ作品で、そのトットちゃん役を子役の大野りりあなさんが演じます。

 原作『窓ぎわのトットちゃん』(著:黒柳徹子/イラスト:いわさきちひろ)は1981年に講談社から刊行され、国内外の累計発行部数は2500万部を突破、朗読劇やTVドラマにも展開されてきました。アニメーション化は初です。原作では、黒柳さんが実際に通った「トモエ学園」を舞台に、「トットちゃん」の学校生活や級友、校長先生の姿などが描かれます。

 映画にて、そのトモエ学園の校長である小林先生(小林宗作)を演じるのは役所広司さんです。転校前の学校では馴染むことができず「困った子」と言われ落ち込むトットちゃんに手を差し伸べ、トモエ学園の生徒として迎え入れます。学園内に電車の教室を設置したり、お弁当の中身に「海のものと山のもの」を入れるように指示したりとその感性は当時では異色ではあったものの、豊かで自由な考えを生徒たちに教える独自の教育方針を持っていたといいます。黒柳さんも「小林先生とのお話を、いつか伝えたいという想いがありました」と、自身の中で大きな存在で、原作を著す大きな要素であったことを語っています。

 そしてトットちゃんのパパを小栗旬さん、ママを杏さんが演じます。

 パパ(黒柳守綱)は当時、日本最高峰と呼び声が高かったヴァイオリン奏者です。黒柳さんが自身の名前である「徹子」がうまく発音できず、「トット」と発音していたことから、パパは「トット助」と呼び愛情を注いでいました。一家の大黒柱として家族を守る優しさと力強さ、そしてヴァイオリン奏者としての矜持に葛藤する様を熱演しているといいます。

 ママ(黒柳朝)は夫を愛し、トットちゃんの成長を誰よりも傍で見守る心優しき母です。トットちゃんのお転婆な性格と行動力に心配事が絶えない日常を過ごしながらも、のびのびとした人生へと導くために寄り添います。杏さんは、黒柳さんとは以前より交流があり、「黒柳さんとは家族ぐるみでお世話になっておりますので、オファーを頂いて嬉しかったです」と述べています。

 トットちゃんの担任の大石先生役は、滝沢カレンさんが務めます。公私共に黒柳さんと関係を築いており、自身はもちろん家族全員が黒柳さんのファンだと公言し、今回のオファーも「すごく大好きで、家族全員が憧れている徹子さんが歩いてきた人生の物語の中に自分が入れることが本当に嬉しいです。徹子さんの物語を最高のものにしたいという想いで大石先生を演じさせて頂きました」と話しています。

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